どうも、「夫婦は他人」のプー太(夫)とプー子(妻)です。
私たちは夜な夜な、食卓に録音機を置いて、テーマに沿って、仲良し夫婦が本音をしゃべっています。私たち夫婦のリアルの会話。台本なし、創作なし、やらせなし。
夫婦仲・人間関係でお悩みの方の参考になれば嬉しいです。
(録音 14:37)は「録音開始から14分37秒に飛び出した発言」のしるし。——今日も、時刻つきの証拠つきでお届けします。
この記事は後編です。
夫が会社を辞めると言った日のことと、妻の受け止めは、前編で話しています。
→ 前編はこちら
夫が独立したときのことを、二人で振り返りました。
いちばん大変だったことを聞くと、夫は「お金だよねやっぱり」、妻も「ずっとお金だよね」。
それでも振り返ると、夫は「言ってよかったよね」、妻は「背中を押してよかったと思います」。
夫が救われてきたのは、やらない後悔より、やって後悔、と妻がずっと言ってきた考え方と、妻の口癖でした。
妻「その後悔だけが私はしたくないわけ、人生で。なんでもそう。」(録音 33:50)
夫「だから、そういうところでのあなたのポジティブに、俺は結構救われてるよ。」(録音 34:26)
この回は、そんな話です。
※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!
よくあるお悩み/うちの答え
今回は、夫の独立についての6つの問いを読み上げて、うちならどうかを話しました。
後編は、残りの3つです。
- ④ 両方の親にはどう伝えた?反応は?:妻の記憶では、会社員の夫の父は心配していた。自営業の妻の実家は、頑張れ
- ⑤ 独立までのあいだで、いちばん大変だったのは?:お金。夫いわく、今もお金。それでも妻は、それ以外に悩みがないから何とかやっていけるのかも、と言う
- ⑥ いま振り返って、止めなくてよかった?言ってよかった?:夫は、言ってよかった。妻は、背中を押してよかった。ただし夫の見立ては、今のところギリギリセーフ
そして、後編の結論は 「やらない後悔より、やって後悔。妻の口癖が、夫の『根拠のない自信』になっている」 →【夫婦は他人。お金の悩みはずっと続いている。それでも妻の口癖は、真面目にやってればなんとかなる。】
お悩み④ 両方の親にはどう伝えた? 反応は?
うちの答え
夫は、親に言った記憶もないそうです。
妻の記憶では、夫の父は心配していました。
妻の実家は、いいじゃん、頑張れ、でした。
そのときのやりとり
最初に答えたのは、夫でした。
夫「別に言った記憶もないけどね親に」(録音 18:26)
妻の覚えていることは、少し違いました。
妻「あなたのお父さんがすごい反対っていうか、大丈夫かよみたいなことを言ってたような気がする。」(録音 18:41)
妻「辞めるの?みたいなことは、そんな甘くねえぞみたいなことは言ってた気がする。」(録音 18:50)
夫「ほんと?」(録音 19:00)
夫は、父の受け止め方を、こう説明しました。
夫「まあゴリゴリのサラリーマンだからね 自分で会社を立ち上げるとか起こすとかさ」(録音 19:03)
夫「自分で事業やるとかっていう感覚がないからじゃない」(録音 19:11)
妻の実家は、違いました。
妻「うちの両親はやっぱり私に結構」(録音 19:11)
妻「いいじゃんいいじゃん頑張れって」(録音 19:18)
夫「ていうかあなたのうちはほら自営業だから」(録音 19:24)
自営業の家だから、最初は大変でも、やっていけばなんとかなる、という感覚があったのではないか。
夫は、そう見ています。
我が家が一緒に暮らしているのは、この妻の両親です。
私たちの論点
反対というより、心配
夫の父のことを、夫はこう言いました。
夫「反対というか心配だろ、たぶんそれは。」(録音 20:35)
夫「別にお前がやりてーって言うんだったら、さあ頑張ればいいと思うけど、みたいな。そんな感じだとは思うよ。」(録音 20:38)
夫「そんな反対するような人じゃないからね。」(録音 20:45)
夫は、学生のころの、父とのやりとりも思い出しました。
進路のことで、夫が急に、やりたいことを言い出したときの話です。
夫「うちの親父なんかは、もう俺が言い出したら聞かないから。」(録音 20:57)
夫「お前バカ野郎って」(録音 21:03)
夫「うちは金がねーから高卒で働けって言ってたんだぞ」(録音 21:11)
ここは、夫による父の口まねです。
それでも最後は、こうだったそうです。
夫「でも反対っていうか馬鹿野郎って感じだったけど」(録音 21:32)
夫「まあでもお前がやりたいなら頑張れやって」(録音 21:34)
夫「言ってくれてる人だから両親ともね」(録音 21:40)
夫の実家と、一緒に暮らしている妻の実家との距離の取り方は、義両親の回で話しています。
→ 義両親との距離の回
世の中では、どうなのか
少し古い調査ですが、日本政策金融公庫の2010年の調査をもとにした論文(村上義昭、2011年)があります。
公庫が融資した開業1年以内の人に、開業のときに誰から支援を受けたかを聞いたものです。
支援してくれた相手でいちばん多かったのは「親(義理の親を含む)」で、33.2%でした。
これは、親が賛成したかどうかではなく、支援を受けたかどうかの数字です。
心配していても、最後は、お前がやりたいならやれ。
我が家の夫の父も、夫の話ではそういう人でした。
だから、この答えになりました
夫の父は、反対というより心配。
最後は、お前がやりたいならやれ、と言ってくれる人。
妻の実家は、頑張れ。
会社員の家と自営業の家の違いが、そのまま受け止め方の違いになっていた、と夫は見ています。
お悩み⑤ 独立までのあいだで、いちばん大変だったのは?
うちの答え
お金です。
夫いわく、今もずっとお金。
それでも妻は、それ以外に悩みがないから何とかやっていけるのかもしれない、と言います。
そのときのやりとり
妻は最初、気持ちの面ではないか、と聞きました。
妻「あなたは気持ちの面では焦りみたいなのあったんじゃない?」(録音 23:36)
夫「あったよ」(録音 23:48)
お店の場所選びは、妻から見ると、トントン拍子でした。
場所選びに、妻はほとんど関わっていません。
妻「あなたはなんか場所とか人とかは割とトントン拍子で何も悩まず」(録音 24:06)
妻「運があるよね昔から」(録音 24:23)
夫「なんか自分の行きたい方向に なんかね道が勝手に開ける」(録音 24:26)
夫の高校も、姉の助言で決まったそうです。
夫は、ほかの場面でもそうだった、と言います。
夫「一瞬困るけど、その後道が開けるんだって。」(録音 28:00)
一回ばんと閉じるけれど、そこから開ける。
今回もそうだった、と夫は話します。
夫「だから今回も、さて、もう無じゃん」(録音 28:12)
お店の物件は、不動産屋さんからの電話で見つかりました。
見に行ったその場で、決まったようなものでした。
夫「一目惚れだったよね めっちゃいいやんここってなって」(録音 29:05)
妻「未来が見えた」(録音 29:09)
夫「だからトントンって決まったよね」(録音 30:38)
それでも、いちばん大変だったことを聞くと、答えは一つでした。
夫「お金だよねやっぱり」(録音 30:54)
妻「お金だよね」(録音 30:56)
妻「ずっとお金だよね」(録音 30:57)
夫「ずーっとお金」(録音 31:00)
夫「ずーっと今もお金」(録音 31:03)
私たちの論点
それ以外に、悩みがない
お金の話のすぐあとで、妻がこう言いました。
妻「逆にそれ以外に悩みがないから何とかやっていけるのかもしれない」(録音 31:07)
夫「夫婦関係の悩みもないし」(録音 31:12)
夫「子宝にも恵まれて幸せだなって」(録音 31:22)
お金の悩みは、ずっとある。
それでも、夫婦関係の悩みはない、と夫は言いました。
我が家が、二人の稼いだお金をどう管理しているかは、お金のルールの回で話しています。
→ 夫婦のお金のルールの回
世の中では、どうなのか
日本政策金融公庫の「2025年度新規開業実態調査」(公庫が融資した開業1年以内の2,165社)には、開業したあとの満足度も出ています。
開業に「満足」と答えた人は74.8%でした。
ただ、項目ごとに見ると、事業からの収入に満足している人は28.3%です。
1週間に50時間以上働いている人は、49.8%でした。
開業から1年ほどの時点の数字で、成功したかどうかを聞いたものではありません。
開業に満足していることと、お金がきついことは、同時にあるのだと思います。
だから、この答えになりました
いちばん大変だったのは、お金。
夫が答え、妻も同じ答えでした。
場所は一目惚れで、夫いわく、一回閉じても道は開ける。
お金の悩みは、今もある。
それでも妻いわく、それ以外に悩みがないから、何とかやっていけるのかもしれない。
お悩み⑥ いま振り返って、止めなくてよかった? 言ってよかった?
うちの答え
夫は、言ってよかった。
妻は、背中を押してよかった。
ただし、夫の見立ては、今のところギリギリセーフです。
そのときのやりとり
振り返りの話の終わりに、妻はこう言いました。
妻「だからあの時、独立を決めてよかったね、本当に。」(録音 36:06)
そこに行きつくまでの話は、こうでした。
夫「言ってよかったよね。」(録音 33:25)
妻「私も背中を押してよかったと思います。」(録音 33:28)
夫「結論ね。大失敗してた可能性もあるけど、今のところギリギリセーフな感じだと思うから。」(録音 33:32)
妻「潰れてないからね。」(録音 33:38)
夫「ギリギリセーフ。」(録音 33:40)
妻は、そもそもの考え方を話しました。
妻「でもなんかさ、これ成功しても失敗してもさ、絶対に後悔すんだよ。あの時やっとけばよかったって。」(録音 33:42)
妻「その後悔だけが私はしたくないわけ、人生で。なんでもそう。」(録音 33:50)
夫「だからそこだったよね、二人で話してたのは。」(録音 33:54)
夫「まあ、やらないで後悔より、やって後悔の方がいいかっていう。」(録音 33:57)
妻「そうそう。なんかやって後悔は次に繋がるけどさ、やらないで後悔は何にもならないじゃん。」(録音 34:01)
妻「やって後悔はさ、なんかできるじゃん。生きてりゃ。」(録音 34:13)
私たちの論点
根拠のない自信
夫は、妻のこの考え方に救われてきた、と話しました。
夫「だから、そういうところでのあなたのポジティブに、俺は結構救われてるよ。」(録音 34:26)
夫「でも絶対やったほうがいいよ、やったほうがいいよって言ってくれたから」(録音 34:40)
夫「あとね、根拠のない自信をたくさんくれた」(録音 34:47)
妻「根拠のない?」(録音 34:51)
夫「これはね、子供にもたくさんたくさんそれって与えてあげるのがいいと思ってるんだけど」(録音 34:54)
夫「あなたならできるよとか、その言葉が欲しい。」(録音 35:06)
妻「だって逆に根拠があったらさ、あるでしょそこは自信ね。」(録音 35:11)
根拠がないから、自信をあげる意味がある。
妻の言い分は、そういうことでした。
妻の口癖が、家訓に
夫は、妻がよく口にする言葉を並べました。
妻「口癖ね私の。」(録音 35:25)
夫「口癖のように言うじゃん。真面目にやってれば大丈夫だ。」(録音 35:26)
夫「自分が自信をなくす瞬間って多々あるんだけど」(録音 35:41)
夫「大丈夫だ」(録音 35:46)
自信をなくしたとき、夫は、妻のこの口癖で、大丈夫だと思い直してきました。
夫の言う根拠のない自信も、この口癖とつながっているようです。
すると妻が、家訓かもね、と言い出しました。
家訓という言い方で合っているか、確かめながらです。
妻「何だ?家訓って言うの?」(録音 35:52)
妻「真面目にやってればなんとかなる」(録音 36:01)
妻の口癖は、家訓と呼べるほどになっていました。
言い訳だと思われがちなこと
続けて、こんな話になりました。
妊娠しているとか、お金がないとかは言い訳だよ、と、よく言われます。
妻は、やってみて、本当にそうだった、と言いました。
妻「でも本当にそうだったね、やってみて。」(録音 36:29)
妻「でもさ、言い訳って思うけどさ、でも実際無理じゃんっていうのがさ、多分世の中の大多数じゃん。」(録音 36:33)
妻「そこをどうにかしてできる方法を考えていけばできるね。」(録音 36:52)
妻「できる。できたよ。」(録音 36:58)
夫は、始めるなら小さく、と付け加えました。
夫「最初はでも大きなリスク取らないように小さいリスクで始めて いけば」(録音 37:20)
だから、この答えになりました
夫は、言ってよかった。
妻は、背中を押してよかった。
ただし、今のところギリギリセーフ。
やらない後悔より、やって後悔。
妻のこの考え方と、「真面目にやってればなんとかなる」という口癖が、夫の根拠のない自信になっていました。
通しての結論(後編)
「やらない後悔より、やって後悔。妻の口癖が、夫の『根拠のない自信』になっている」
両方の親の反応は、分かれました。
妻の記憶では、会社員の夫の父は心配し、自営業の妻の実家は、頑張れ、でした。
夫の父も、最後は、お前がやりたいならやれ、という人だったそうです。
いちばん大変だったのは、お金です。
夫いわく、ずーっと今もお金。
それでも妻は、それ以外に悩みがないから何とかやっていけるのかもしれない、と言いました。
振り返って、夫は言ってよかった、妻は背中を押してよかった、と答えました。
二人で話していたのは、やらない後悔より、やって後悔、ということでした。
夫は、妻のポジティブに救われてきたと言い、根拠のない自信をたくさんもらった、と言いました。
妻の口癖の「真面目にやってればなんとかなる」は、家訓かもね、と妻が言うほどです。
夫が根拠のない自信と呼んだのは、この口癖のことでもありました。
独立を勧めたい話ではありません。
大失敗していた可能性もある、と夫自身が言っています。
我が家も、今のところギリギリセーフです。
今日の行動をひとつ
今夜、「やらないで後悔していることって、ある?」と、相手に聞いてみてください。
あわせて、相手がよく口にする言葉を、一つ思い出してみてください。
我が家の夫にとっては、妻の口癖が、自信をなくしたときの支えになっていました。
夫婦は他人。お金の悩みはずっと続いている。それでも妻は「あの時、独立を決めてよかったね、本当に。」
※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!

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