今回のテーマは【産後に夫婦仲が壊れる】です。よくあるお悩みに私たち夫婦の意見を述べました。

「夫婦は他人」のカード画像。妻の発言「妻のサポートに全振りしてほしい」(録音 07:04)と、テーマ「産後に夫婦仲が壊れる」が書かれている。 話し合い

どうも、「夫婦は他人」のプー太(夫)とプー子(妻)です。

私たちは夜な夜な、食卓に録音機を置いて、テーマに沿って、仲良し夫婦が本音をしゃべっています。私たち夫婦のリアルの会話。台本なし、創作なし、やらせなし。

夫婦仲・人間関係でお悩みの方の参考になれば嬉しいです。

(録音 05:15)は「録音開始から5分15秒に飛び出した発言」のしるし。——今日も、時刻つきの証拠つきでお届けします。

子どもが産まれてから、夫への気持ちが冷めた。抱っこの仕方ひとつでイラッとする。逆の側は、何をすればいいのか分からない。妻のイライラの原因が分からない。——今回は「産後に夫婦仲が壊れる」がテーマです。

この日は「なぜ夫婦仲は悪くなるのか」をお題にして話しました。まっさきに出てきたのが、子どもを授かったときの話です。そのあと、世間でよくある「夫婦仲が悪くなる原因」を30個ほど読み上げて、「うちはどうか」を1つずつ答え合わせもしました。 今回は、まっさきに出てきたその話を、よくあるお悩みの形に5つ分けて書いていきます。先に言ってしまうと、分からないことは、分からないままでいいんです。 一生残るのは、そこじゃありませんでした。

※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!

よくあるお悩み/うちの答え

よくあるお悩みうちの答え
① 妻の妊娠・出産の辛さが、夫にはどうしても分からない分からないままでいい。でも、分かろうと努力したか・考えてくれたかは、一生残ります
② 産後、夫は何をすればいいのか分からない赤ちゃんは妻が。妻は、夫が。役割分担を決めておくと迷いません(うちは結果としてそうなっていました)
③ 産後にされたこと・されなかったことを、妻はいつまで覚えている?一生です。だから夫は、優先順位のいちばん上を先に決めておきました
④ 子どもが少し育ってきた頃、気づけば子どもと組んでパパを悪者にしていた(妻側)子どもと結託して、パパを敵に回さない。そのかわり、裏で一番強いのは母ちゃん、でいい
⑤ よかれと思ってやったのに、喜ばれないよかれと思って夫が自ら決めるより、妻にどうしたいのか聞いたほうが早いです

そして、5つを通しての結論は 「夫婦仲の最大の分かれ目は、子どもを授かったとき。分からないことは分からないままでいい。分かろうと努力したか、考えてくれたかが、一生残る」 →【夫婦は他人。分からないからこそ、分かろうと努力する!】


お悩み① 妻の妊娠・出産の辛さが、夫にはどうしても分からない

うちの答え

分からないことは、分からないままでいい。でも、分かろうと努力したか、考えてくれたかは、一生残ります。

そのときのやりとり(発言順)

夫「子供を授かった時の旦那さんの旦那側の対応の悪さというかもちろん俺は男だから分からない部分もあるじゃないつわりの辛さとか出産というものの怖さとか妊娠中、体が重いとか痛いとかも含め わからない部分がある」(録音 05:15)

夫「けどそれを 少なくとも理解をしようとする努力をすることが大切だと思ってて」(録音 05:48)

合った点/割れた点

合いました。つわりの辛さも、出産の怖さも、妊娠中に体が重くて痛いことも、男には分かりません。これはうちの夫婦では、どちらも最初から織り込み済みでした。妻も、分かったふりをしてほしかったわけではありません。妻が見ていたのは、そこではなかったんです。

だから、この答えになりました

分からない、で止まるか。分からないなりに、知ろうとするか。産後に残るのは、たぶんそこだけです。 分かろうと努力したか。考えてくれたか。

分からないから何もできない、ではありません。できることはあります。話を聞く。家のことを引き受ける。休ませる。どれも、つわりの辛さが分からなくてもできることです。分からない部分は分からないままで、できる部分を全部やる。 お悩み①へのうちの答えは、この一文です。


お悩み② 産後、夫は何をすればいいのか分からない

うちの答え

赤ちゃんは妻が。妻は、夫が。役割分担を決めておくと迷いません。(うちは結果としてそうなっていました。全ての家庭に当てはまるとは思っていません)

そのときのやりとり(発言順)

妻「だからさ、もう、赤ちゃんへのサポートじゃなくて、妻のサポートに全振りしてほしいよね。」(録音 07:04)

夫「あんまり赤ちゃんのことってよりも。」(録音 07:27)

妻「私のことだよね。」(録音 07:29)

夫「得意不得意だって、それはあると思うんだよ。」(録音 07:41)

合った点/割れた点

合いました。07:27と07:29は、夫が言いかけた文を、妻が引き取って締めた「二人で一つの文」です。同じ結論を、二人で半分ずつ言っています。ここまで一致していると、割れようがありません。

だから、この答えになりました

先にひとつ、正確に書かせてください。07:04の「全振りしてほしい」は、妻から、世の中の旦那さんたちへの希望です。うちの夫がそうしてくれました、という自慢話ではありません。うちが実際どうだったかは、続く07:27と07:29の掛け合いのとおりです。妻が赤ちゃんを見て、夫が妻を見る。結果として、そういう分担になっていました。

得意不得意は、それぞれの夫婦であると思います。だから、この分担が全ての家庭に当てはまるとは思っていません。ただ、役割分担を決めておくと、迷わないんです。 産後は、考える余裕そのものがありません。決めていないと、片方は不満なまま、もう片方は分からないまま、お互い止まってしまいます。どっちが偉いかじゃなくて、どっちが得意か。それで決めていいと思っています。


お悩み③ 産後にされたこと・されなかったことを、妻はいつまで覚えている?

うちの答え

一生です。うちの夫は、一生言われる前提で過ごしました。そのうえで、優先順位のいちばん上を先に決めていました。

産後は、妻の側に余裕がありません。体も心も、一番弱っている時期です。それは妻自身も、そう言っています。

そのときのやりとり(発言順)

妻「そうだね。そこが一番弱ってるからね、妻も」(録音 08:23)

夫「本当なんかその時のことって多分一生言われる一生言われる一生言われると思って俺は過ごした、そこは」(録音 08:30)

夫「妻との人間関係以上に大切な人間関係はないと考えてるからだからそこを一番主軸に考えてるかな」(録音 09:10)

合った点/割れた点

合いました。一番弱っている時期に、優しくされたことも、されなかったことも、そのまま全部残る。ここは夫婦で意見が一致しました。3回繰り返すくらいですから、夫の実感もそうとうなものだったんだと思います。

だから、この答えになりました

一生言われる、と書くと脅しのようですが、夫にとっては覚悟というより前提でした。一生言われるのが分かっているなら、その時期に何を優先するかは、先に決めておけばいい。うちの夫の順番は、妻がいちばん上でした。子どもでも、仕事でも、親でもなく、妻。これはうちの場合です。順番そのものより、先に決めてあると、いざという時に迷わないことのほうが大事だと思っています。

と、ここまで書くと夫がよくできた人のようですが、一生言われる前提で過ごした、と本人が言っている時点で、完璧ではなかったということです。そこは察してください。


お悩み④ 子どもが少し育ってきた頃、気づけば子どもと組んで、パパを悪者にしていた(妻側の話)

うちの答え

子どもと結託して、パパを敵に回さない。悪口は子どもの前で言わない。そのかわり、裏で一番強いのは母ちゃん、でいいんです。

ここまで夫側の話ばかりでしたが、夫婦仲が悪くなる原因が夫側だけにあるとは、私たちは思っていません。そしてこれは、産後というより、もう少し子供が育ってきた時に、こちら(妻側)がやってしまいがちな話です。

このやりとりの途中では、男は奥さんの尻に敷かれているくらいがちょうどいい、という話も出ました。

そのときのやりとり(発言順)

夫「奥さんが、ママが旦那さんの、パパの悪口を言うと娘たち、まあ息子もだけど、パパの悪口言っていいんだなっていうふうになってくる」(録音 09:45)

夫「うちは 妻は絶対そういう悪口言わないから子供たちはパパのことが大好きみたいな」(録音 10:24)

妻「そうなんだ。」(録音 12:05)

夫「だから普段二人でいるときは、そのぐらいの感じの方がいいと思うんだよね。だけど、その子供たちの前では、ちゃんと旦那さんを立てるみたいな。でも、裏で一番強いのはやっぱ母ちゃんだ、みたいなのが。」(録音 12:06)

妻「だからやっぱそれはそうで子供たちと一緒に悪口を言ったりなんかあとのけ者にするとか チームを作りたがるじゃない」(録音 14:21)

妻「結託してパパをいじめると思うパパは家に帰ってきたくなくなって」(録音 14:58)

合った点/割れた点

合いました。というより、落とし穴の中身を言い切ったのは、妻のほうです。悪口を言う、のけ者にする、チームを作りたがる。妻側は、子どもと組みたくなるんです。そこを自分から言っています。

だから、この答えになりました

ママがパパの悪口を言えば、子どもは、パパの悪口を言っていいんだ、になります。うちの子たちがパパを好きでいてくれるのは、パパがすごいからではなく、妻が子どもの前で悪口を言わないからです。 逆に、子どもと結託してパパをいじめれば、行き着く先は決まっています。パパは、家に帰ってきたくなくなります。

じゃあ妻はずっと我慢して夫を立て続けるのか、というと、そうではありません。普段二人でいるときは、母ちゃんのほうが強い。子どもたちの前では、旦那さんを立てる。どっちが上かじゃなくて、どこで立てるか。 うちはこの使い分けで、うまく回っています。

子どもの前でパパをどう言うかは、子どもが将来どんな家庭を作るかの話でもあると思っています。今後の人生にも関わってくると思うんです。だから、パパを悪者にしない。文句があるときは、裏で、直接。


お悩み⑤ よかれと思ってやったのに、喜ばれない

うちの答え

よかれと思って夫が自ら決めるより、妻にどうしたいのか聞いたほうが早いです。

産後によく言われる、夫の気の利かせ方の話です。世の中の女性の意見として、今日は見てるから出かけておいでよ、と送り出すのは、実は喜ばれないことがある。読み上げた原因のリストから、そんな話になりました。これは世の中で言われている話で、うちで実際にあった話ではありません。

じゃあ、なんて言えばいいのか。そこから先は、二人でその場で考えました。

そのときのやりとり(発言順)

夫「今日は俺が見るから家でゆっくりするのと遊びでかけるのだとどっちがいい?」(録音 31:56)

合った点/割れた点

合いました。決めつけずに、まず聞く。二人で話していて出てきた答えが、これでした。長い議論にはなりませんでした。

だから、この答えになりました

出かけたい日もあれば、家で寝ていたい日もあります。正解が日によって変わるものは、本人に聞くのが一番早い。気を利かせること自体は、間違っていないんです。ただ、気の利かせ方の中身まで夫が自ら決めてしまうと、外れたときにお互いしんどい。 決めてから伝えるのではなく、決める前に聞く。録音の中で、私たちが行き着いた答えはこれでした。


5つを通しての結論

「夫婦仲の最大の分かれ目は、子どもを授かったとき。分からないことは分からないままでいい。分かろうと努力したか、考えてくれたかが、一生残る」——【夫婦は他人。分からないからこそ、分かろうと努力する!】

産後の話を5つ書いてきましたが、根っこはひとつでした。

夫「結婚したら、より大切にしようって、だって一番長く過ごす人、」(録音 43:11)

妻「であろう人。」(録音 43:21)

これも、二人で一つの文です。夫が言いかけて、妻が締めました。一番長く過ごす(であろう)人だから、より大切にする。相手が笑っていることが、まわりまわって自分の幸せになる。当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、私たちは本気でそう思っています。

そして、うちも最初からうまくいっていたわけではありません。産後にできなかったことは、今からでも取り返せるかも。

よくある質問

Q. 産後にやらかした自覚があります。もう手遅れですか?A. 一生言われるのは、たぶん消えないのかな、と思っています(録音 08:30)。うちの夫も言われる側です。ただ、一生言われることと、関係が壊れたままなことは、別の話です。まずは今日、相手がどうしたいかを聞くところからだと思います。産後にできなかったことは、今からでも取り返せるかも。

Q. 気を利かせたつもりが、逆に喜ばれませんでした。A. 世の中では、よかれと思った声かけが、かえって喜ばれないことがある、と言われています。私たちが話していて出てきた答えは、よかれと思って夫が自ら決めるより、妻にどうしたいのか聞いたほうが早い、ということでした(録音 31:56)。正解が日によって変わるものは、決める前に聞いてしまうのが早いですね。

Q. 分かろうと努力する、って具体的に何をすれば?A. 分からないことを、分かったふりをする必要はありません。話を聞く。家のことを引き受ける。休ませる。つわりの辛さが分からなくてもできることは、あります。うちの場合は、赤ちゃんは妻、妻は夫、という分担に、結果としてなっていました(録音 07:27/07:29)。役割分担がはっきりしていると、迷う場面そのものが減ります。

Q. 妻側です。夫へのイライラが、つい子どもの前で出てしまいます。A. 母親の側には、子どもとチームを作りたくなる瞬間がある。妻はそう話していました(録音 14:21)。ただ、子どもと結託してパパを敵に回すと、パパは家に帰ってきたくなくなります(録音 14:58)。文句は裏で、直接。子どもの前では立てる。裏で一番強いのは母ちゃん、でいいんです。

Q. 産後、気分の落ち込みがずっと続いています。A. 急な気分の落ち込みが続く、眠れない、涙が止まらないなど、心や体の不調が伴う心配ごとは、この記事の話とは別です。 自己判断せず、産婦人科やお住まいの自治体の相談窓口、かかりつけ医に相談してください。それは努力や気の持ちようの話ではなく、体の話です。

まとめ

  • ① 分からないことは、分からないままでいい。 分かろうと努力したか、考えてくれたかが、一生残ります
  • ② 赤ちゃんは妻が。妻は、夫が。 役割分担を決めておくと迷いません(うちは結果としてそうなっていました)
  • ③ 産後のことは、一生言われます。 だから先に、優先順位のいちばん上を決めておく
  • ④ 子どもと結託して、パパを敵に回さない。 裏で一番強いのは母ちゃん、でいい(これは子どもが少し育ってきてからの話)
  • ⑤ よかれと思って夫が自ら決めるより、妻にどうしたいのか聞く
  • 夫婦は他人。分からなくて当たり前。だから、分かろうと努力する

最後に、この録音で夫が言っていた一言を置いておきます。産後の話の答えは、結局ここに戻ってくる気がします。

夫「妻がニコニコして元気でいることが一番幸せだと思う」(録音 44:00)

今日の行動をひとつ

今日、相手に「どうしたい?」をひとつ聞いてみてください。 晩ごはんでも、週末の予定でも、いいと思います。決めてから伝えるのではなく、決める前に聞く。産後の話をたどって、うちが行き着いた答えがこれでした。

※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!


二人の実際の会話は、こちら

この日の会話は、動画にもしています。文字では伝わらない間や、言いよどみまで残っています。
→ 子どもが産まれてから、夫婦仲が壊れた(動画)

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