どうも、「夫婦は他人」のプー太(夫)とプー子(妻)です。
私たちは夜な夜な、食卓に録音機を置いて、テーマに沿って、仲良し夫婦が本音をしゃべっています。私たち夫婦のリアルの会話。台本なし、創作なし、やらせなし。
夫婦仲・人間関係でお悩みの方の参考になれば嬉しいです。
(録音 09:50)は「録音開始から9分50秒に飛び出した発言」のしるし。——今日も、時刻つきの証拠つきでお届けします。
妻は、お互いがいくら稼いでいるのかを知りません。 財布は一緒で、入ってきたお金はまとめて二人のお金にしています。ところが、その金額を妻は見ていません。それでも、我が家はこれで回ってきました。
この日は「夫婦のお金のルール」をお題に決めて、妻がそれを読み上げるところから録音を始めました。世間でよくあるお悩みを取り上げて、「うちはどうか」を話してみた回です。 ジブラルタ生命が2022年10月7日〜17日に、20〜69歳の既婚(事実婚を含む)男女4,700名へ行った調査では、夫が妻にイライラすることの2位が「お金の無駄遣いをする」で、12.1%でした(男性2,350名の回答/マイナビニュースの報道)。
世の中では、お金のもめごとといえば無駄遣いが上位に来ます。ところが、我が家でこの日いちばん長くもめたのは、金額の話ではありませんでした。もめたのは、買う前に相談が無かったことのほうです。
以前、夫婦仲が悪くなる原因を30個ならべて答え合わせをしたことがありました。今回のお金も、その1つです。
→ 夫婦仲が悪くなる原因を30個ならべて、ひとつずつ答え合わせをした回
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よくあるお悩み/うちの答え
| よくあるお悩み | うちの答え |
|---|---|
| ① 財布は一緒にすべき? 別々にすべき? | 我が家は一緒。ただし、妻はお互いがいくら稼いでいるかは知りません。いつ決めたのかも、二人とも覚えていません |
| ② 相手の買い物に、口を出していい? | 出しました。出たのは値段のときではなく、相談なしに買ってきたとき。その一件は、まだ決着していません |
| ③ うちに決まりはある? | 決めていません。線引きも、二人とも答えられませんでした。それでも、買う前に一声かける形はできあがっていました |
そして、3つを通しての結論は 「うちはルールを決めていないと言いながら、買う前に一声かけることは決まっていました」 →【夫婦は他人。だから、買う前に、一声かける。】
お悩み① 財布は一緒にすべき? 別々にすべき?
うちの答え
我が家は一緒です。ただし、お金の管理をしていない方はお互いがいくら稼いでいるかは知りません。いつどうやって決めたのかも、二人とも覚えていませんでした。
そのときのやりとり(発言順)
夫「うちの場合は、お互い稼いできたお金、いただいたお金はガッチャンコ」(録音 00:40)
妻「夫婦あるけど私は逆に私の収入が分からない時がある」(録音 01:10)
夫「だから、夫がいくら稼いでるとか、自分がいくら稼いでるすら把握をしていないです」(録音 01:37)
私たちの論点
稼いだぶんも、いただいたぶんも、ひとまとめにして二人のお金にしています。それでいて、妻のほうは、相手の金額どころか、自分の金額も見ていない。 家計の管理は夫に寄っていて、妻はほとんど関わっていません。
ただしこれは、我が家がこうなったというだけの話で、おすすめしている形ではありません。
明細は、一箇所に集まってきます
夫「お互いあんまり物欲がないっていうのはあるから」(録音 03:08)
夫「一応家族カードだから 明細は一箇所に集まってくるから」(録音 03:22)
妻が金額を見ていなくても、買ったものが見えないわけではありません。 夫が明細を仕分けしているので、これは何を買ったのか、と聞かれることはあります。ただ、それは責める問いではなく、家計簿をつけるための問いでした。
いつ決めたのかは、二人とも覚えていません
妻「なんかいつどうやって決めたっていうのもないよね、特に」(録音 05:47)
いつ、どうやって決めたのか。二人とも思い出せません。 分かっているのは、同棲を始めるころには、毎月いくらずつ入れよう、と話していたことです。財布を分けるという発想が、そもそも出ていなかった、というのが妻の言い分です。
だから、この答えになりました
妻「全然、裕福なわけじゃないんだけどね」(録音 06:09)
収入を知られるのが嫌だと思ったことはない、と夫は言っています(録音 05:50・05:58)。そこへ妻が釘を刺します。 裕福だからこうなっているのではない、と。欲しいものが買えているのは、金額が大きいからではなく、欲しがるものが少ないからでした。
お悩み② 相手の買い物に、口を出していい?
うちの答え
我が家は出しました。ただし、出たのは値段の話ではありません。相談なしに買ってきたときでした。しかも、その一件はまだ決着していません。
そのときのやりとり(発言順)
妻「バイクの、バイクのさ、紐みたいな」(録音 07:20)
夫「でもその前から子供たちを乗せて走ってみようみたいな練習みたいなものをやった上で」(録音 08:08)
夫「いらなくねっていうぐらいかなそれは あとはあのー」(録音 08:29)
私たちの論点
はじめは、口を出したことなんて無い、という空気でした。そこで妻が自分から思い出したのが、バイクに子どもを乗せるときの安全ベルトです。 夫の言い分は、乗せて走る練習はしてあって落ちそうな様子でもなかった、それなら要らないのではないか、というものでした。
ここで、防災ラジオが出てきます
妻「災害時のラジオそうだ災害時のラジオだ 怒られたの」(録音 08:34)
夫「現代においてはね、あんな手動でくるくる巻いて発電してラジオを聞くものでしょ?」(録音 09:15)
夫「そこは相談なく買って帰ったら見てこのラジオ良くないって言われて」(録音 09:50)
妻「そうですねありましたそれはもう否定しませんありました」(録音 10:00)
二つ目に出てきたのが、手回しで発電するタイプの防災ラジオです。 この一件は、受け取り方が食い違ったまま残っています。
口を出した側の理屈は、こうです。手回しでラジオを聞くより、スマホを充電できるもののほうが情報は早い。
ただ、引っかかっていたのは合理性ではありませんでした。 相談なく買って帰ったら、良くないと言われた。もめたのは、買った物ではなく、相談が無かったことのほうです。
この件は、まだ終わっていません
夫「ちょっと決着しときたいけどあれ本当に必要だと思ってる今」(録音 10:06)
妻「思って買ったよ」(録音 10:16)
夫「俺に褒められると思った」(録音 10:29)
妻「目立つように赤にして」(録音 10:46)
妻「すごい褒められると思って」(録音 10:49)
妻「そうか 予想外だったよね」(録音 10:56)
夫「すごい良いの買ったねって言われる と思ってたの」(録音 11:04)
夫「あれ?あれ?っていう感じ」(録音 11:13)
昔の話をしていたはずが、夫が急に決着をつけたいと言い出します。妻の答えは、思って買った、でした。目立つように赤にしたのも、褒められると思ってのことでした(録音 10:46・10:49)。
妻にとっては、必要だから買ったものでした。夫のほうは、いまもそう思っているのかと聞いています(録音 10:06)。どちらの言い分も、うちではもっともです。
原因は、赤いラジオそのものではありません。買う前に、一言なかったことでした。
だから、この答えになりました
我が家では、値段には口を出していません。出たのは、相談なしで物が入ってきたときでした。 口を出された側にも、言い分は残ります。良かれと思って買ったものだと、なおさら。
お悩み③ うちに決まりはある?
うちの答え
決めていません。自由に使っていい線がどこにあるのかも、二人とも答えられませんでした。それでも、買う前に一声かける形は、いつのまにかできあがっていました。
そのときのやりとり(発言順)
夫「ルールとしては決めてはいないけど」(録音 02:07)
妻「大きいものとか」(録音 02:11)
夫「100均でこれ買っていいとか」(録音 02:17)
妻「言わないわさすがにそれは」(録音 02:19)
夫「言ってる言ってる」(録音 02:23)
私たちの論点
決まりの話は、この日の早いところで一度出ていました。決めていないと言った直後に、買うときの条件を挙げています。
声がかかるのは、大きいものだけではありません。100均でも聞いてくる、と夫が言い、妻はさすがにそれは言わない、と返します。言ってる、言ってない、のままです。
大事なのは、どちらが正しいかではありません。買う前に一声かけるという形が、決めた覚えもないのに、二人のあいだにできあがっているということです。
線がどこにあるかは、二人とも答えられませんでした
自由に使っていい線は、どこにあるのか。これは、この日に用意していたお題の3つ目でした。
「どういうことだろう? ちょっと分かんない」(録音 11:32)
正直に書きます。この問いには、二人とも答えが出ませんでした。 いくらまでなら自由か。何なら聞かなくていいのか。我が家は、そこまで線を引いていません。 分からなかったところは、分からなかったまま置いておきます。
決めていないのに、担当は決まっています
妻「そうそう、任せる。だいたい興味ないものは任せるだよね」(録音 11:59)
夫「それで でもある程度 何て言うの 勝手にはやらないかな 一応でもさ」(録音 12:49)
夫「聞かれるけど、結果、うん、どっちでもいいよが 最終的にお互い出るから」(録音 13:08)
線は引けていないのに、担当のほうは、はっきり決まっていました。興味のないほうが、あるほうに預ける。
ただし、任されたほうが勝手に決めるわけでもありません。これとこれがあって、どっちがいい? そこまでは、一応聞いています。 聞かれたほうは、たいてい「どっちでもいいよ」と答えます。聞くこと自体に意味がある、という形です。
この「どっちでもいいよ」に行き着いてしまう話は、以前も別のテーマで一度しています。
→ 意見が割れたとき、私たち夫婦がどうやって決めているかを話した回
「買っていい?」は、値段の話ではありませんでした
妻「だからなんか買っていいとかっていうのも これを迎え入れていいかという判断で」(録音 14:22)
我が家の「買っていい?」は、値段を聞いているのではありませんでした。 だから答えも、高い・安いではなく、要る・要らないになります。この日より前にも、扇風機の話が、いつ使うのかと聞かれて止まりました。止めたのは値段ではなく、使う回数のほうです。
だから、この答えになりました
我が家に、決まりはありません。それでも、形になっていたものが3つありました。
- 買う前に、一声かける(大きいものも、小さいものも)
- 興味のないほうが、あるほうに任せる(それでも、決める前に一応聞く)
- 判断は値段ではなく、家に迎え入れるかどうか
決めた覚えは無いのに、破ると、この日のように何年も引っぱる話になります。
3つを通しての結論
「うちはルールを決めていないと言いながら、買う前に一声かけることは決まっていました」——【夫婦は他人。だから、買う前に、一声かける。】
お金の話は気まずいか。これも、この日のお題の1つでした。
夫「話しやすい方じゃないですか」(録音 15:20)
我が家の答えは、話しやすいほう、で終わっています。
妻「ここはもうさちょっと変わらないから 要結婚前に確認じゃない?」(録音 18:33)
夫「お金の使い方はね すごいその人の価値観出ちゃうから」(録音 18:40)
お金の使い方には、その人の価値観がそのまま出る。ここは変わらないところだ、と。うちの場合は、たまたま欲しがるものが二人とも少なかった(録音 03:08)。そこが助かっているだけで、我が家が上手にやったという話ではありません。
夫「だから、例えばじゃあいくらずつ必ず入れましょうっていう口座を一個用意しておくと」(録音 19:16)
妻「だからお互いが納得いくルールを作ることが大事なんじゃない?」(録音 19:32)
では、いま合っていないご家庭はどうするのか。夫が出した案は、全部を一緒にすることではありませんでした。全部を混ぜなくても、混ぜる部分だけ決めればいいという考え方です。
そして妻が、一言でまとめています。うちのやり方が正しいのではなく、その家の二人が納得しているかどうかだ、ということでした。
夫「そういうところも含め、やっぱり夫婦は話をたくさんする コミュニケーションをとるのが大事じゃないかなと思います」(録音 20:49)
最後に夫が言ったのも、身もふたもない話です。将来やりたいことが二人で見えていれば、いくら要るかは自然に決まってくる。ルールを先に作るより、行きたい先を先に話しておく、という順番でした。
我が家に決まりが無くても回っていたのは、たぶんここです。線を引く代わりに、買う前に一声かけていた。 我が家では、一声かけると、そこで小さく話し合いが起きていました。赤い防災ラジオは、その一声が抜けた日の話でした。
よくある質問
Q. 財布は一緒と別々、どちらがいいですか?A. どちらが正しいかは、うちには言えません。我が家は一緒ですが、いつ決めたのかも覚えていない形です(録音 05:47)。この日に出た案の一つは、二人で入れる口座を一つ用意して、それ以外はお互い自由にするというやり方でした(録音 19:16)。
Q. 相手の買い物に口を出すのは、干渉ですか?A. 口が出たのは、値段のときではなく、相談なしで物が家に入ってきたときでした(録音 09:50)。干渉かどうかより、買う前に相談があったかどうかのほうが、うちでは効いていました。
Q. うちには決まりがありません。決めたほうがいいですか?A. 我が家も決めていません。線は二人とも答えられませんでした(録音 11:32)。それでも困っていないのは、買う前の一声があるからだと思います。なお、借金や生活費のことで実際に困っておられる場合は、この記事の話とは別です。ひとりで抱えず、お住まいの自治体の消費生活センターなど、公的な相談窓口を頼ってください。
まとめ
- ① 財布は一緒。ただし、お金の管理をしてないほうはお互いがいくら稼いでいるかは知りません。 いつ決めたのかも、二人とも覚えていませんでした(録音 05:47)
- ② 口が出たのは、値段のときではなく、相談なしに買ってきたとき。 良かれと思って買った赤い防災ラジオが、いまだに決着していません(録音 10:06)
- ③ 決まりはありません。線も引けませんでした。 それでも、買う前に一声かける形はできあがっていました
- 買う前の一声。 我が家で効いていたのは、たぶんこれでした
今日の行動をひとつ
次に何かを買う前に、値段の話ではなく、これは家に迎え入れていいものか、を一言だけ相手に聞いてみてください。
この言い方は、妻がこの日そのまま言っていたものです(録音 14:22)。我が家では、聞かれた側は、たいてい「どっちでもいいよ」と答えていました。 それで構いません。答えをもらうためではなく、あとで揉めないために聞いているのだと思います。
私たち二人の実際の会話は、動画でも公開しています
声のまま聞いていただける回もあります。 どちらも、この記事とは別の日に話したものです。
※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!

