今回のテーマは【イビキと生活音】です。よくあるお悩みに私たち夫婦の意見を述べました。

「夫婦は他人」のカード画像。「妻が夫にイライラすること 第2位 イビキがうるさい。二人で話してみた」の文字と、夜の窓辺にランプが灯った部屋の水彩画。 話し合い

どうも、「夫婦は他人」のプー太(夫)とプー子(妻)です。

私たちは夜な夜な、食卓に録音機を置いて、テーマに沿って、仲良し夫婦が本音をしゃべっています。私たち夫婦のリアルの会話。台本なし、創作なし、やらせなし。

夫婦仲・人間関係でお悩みの方の参考になれば嬉しいです。

(録音 09:03)は「録音開始から9分3秒に飛び出した発言」のしるし。——今日も、時刻つきの証拠つきでお届けします。

妻が夫にイライラすることの2位は、イビキだそうです。3位が、電気や水の無駄遣い。 我が家も、2位のほうは当たっていました。当たっていなかったのは、3位です。うちでは、その役が入れ替わっていました。

この日は「イビキと生活音」をお題に決めて、妻がそれを読み上げるところから録音を始めました。世間でよくあるお悩みを取り上げて、「うちはどうか」を話してみた回です。 数字の出どころは、ジブラルタ生命が2022年10月7日〜17日に、20〜69歳の既婚(事実婚を含む)男女4,700名へ行った調査です。妻が夫にイライラすることの2位が「イビキがうるさい」で25.4%、3位が「電気・水を無駄遣いする(つけっぱなし・流しっぱなし)」で22.5%でした(マイナビニュースの報道)。

以前、夫婦仲が悪くなる原因を30個ならべて答え合わせをした回では、うちに当てはまるものがほとんどありませんでした。 今回は、当たっているものが混じっています。

→ 夫婦仲が悪くなる原因を30個ならべて、ひとつずつ答え合わせをした回

※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!

よくあるお悩み/うちの答え

よくあるお悩みうちの答え
① 相手の音で、気になるものはある?イビキです。直りませんでした。直らないまま、聞こえてこなくなりました
② 直せるものと、直せないものがある?分かれていました。そして、自分がやっていたら嫌だと言った音を、本人がやっていました
③ 電気や水道のつけっぱなしは、うちではどう?世間で語られている役が、我が家では入れ替わっていました。言うのをやめて、仕組みのほうを変えました

そして、3つを通しての結論は 「うちは、相手を直そうとするのをやめて、仕組みのほうを変えました」 →【夫婦は他人。だから、相手を変えるより、自分が変わろう。】


お悩み① 相手の音で、気になるものはある?

うちの答え

イビキです。妻が最初に名前を出しました。ただし、それは直っていません。直らないまま、耳に入ってこなくなりました。

そのときのやりとり(発言順)

妻「私はもう正直に言うと、いびきですね」(録音 00:36)

夫「それはね、申し訳ないと思うけど、」(録音 00:44)

夫「ちょっとコントロールができなくて」(録音 00:50)

私たちの論点

お題を読み上げた妻が、そのまま一つ目を出しました。イビキ。ためらいもありません。

言われたほうも、その場で認めています。ただ、直せるものではない、と。

我が家には、言えなくて溜め込んだ、という場面がありませんでした。 最初の一分で、言うほうも、謝るほうも済んでいます。

それでも、いまは気にならなくなりました

妻「でも、逆に気にならなくなってきた」(録音 01:41)

妻「空気清浄機が動いている音かのように、」(録音 01:53)

妻「馴染んだ音っていうか、耳に聞こえてこなくなった。最近」(録音 02:05)

我が家で起きたのは、音が小さくなったことではありません。聞くほうの耳が変わりました。

妻が使ったたとえが、空気清浄機です。動いていることは知っているけれど、いちいち意識しない音。

ただし、これは我が家に起きたことです。同じ音が、別の家庭では毎晩の苦痛になっていることを、うちは知りません。

だから、この答えになりました

夫「結構なボリュームだという噂ですけれども」(録音 02:11)

言われている側は、自分の音を聞いたことがありません。

片方が謝り、片方が慣れた。それが我が家の着地でした。


お悩み② 直せるものと、直せないものがある?

うちの答え

分かれていました。意識すれば変えられるものと、自分では気づけないもの。そして、自分がやっていたら嫌だ、と言った本人が、その音をやっていました。

相手の行動が気になるかどうかは、以前、別のテーマでも話しています。

→ 相手がスマホばかり見ているのは気になるか、を話した回

そのときのやりとり(発言順)

妻「そういうのは直せるから直していきたいね」(録音 05:37)

妻「集中する息を止めてしまうとか」(録音 05:43)

夫「息を止めてって言ってるのも可愛いんだけどね」(録音 05:48)

私たちの論点

音の話は、途中から直せるものと、直せないものに分かれていきました。

直せるほうは、歩き方です。 家の中を歩く音には、そのときの機嫌がそのまま出る。意識すれば変えられるから、直していきたい。

直せないほうは、集中していると呼吸が止まってしまう、というものです。 直せないものもある、という話でした。そして、指摘した側が「可愛い」と言って終わっています。

人がやっていたら嫌な音の話になりました

夫「もし俺がそれだったら嫌だな」(録音 06:28)

妻「私たちじゃない第三者がやっている音が」(録音 06:44)

妻「旦那がしてたら嫌だなって」(録音 06:49)

妻「あとなんかもうノールックでゲップするとか」(録音 06:59)

妻「ちょっともう思わず出ちゃったみたいなやつはいいけどさ」(録音 07:03)

嫌だ、と最初に言ったのは夫でした。自分がそれをやっていたら嫌だ、と。

そこから話が変わります。自分の相手ではなく、よその人がやっている音の話になりました。

出てきたのは、こちらを見もせずにするゲップ。ただし、線は引かれています。思わず出てしまったものは、いいのだそうです。 嫌なのは、音の大きさではなく、気配りがあるかどうかでした。

「わーっしゃん!」

夫「わーっしゃん!みたいなの?」(録音 07:32)

妻「わっしゃん!みたいなさ」(録音 07:34)

夫「俺がたまにやるやつやん」(録音 07:37)

話はくしゃみに移りました。くしゃみそのものではなく、そのあとに、もう一発、余分についてくるやつです。

その音を、夫が先に言葉にしました。妻がそれを受けて、同じ言葉を返します。名前が付いた瞬間です。

そして、そのすぐあとに、言い出した本人が自分で気づきました。 人がやっていたら嫌だという音の中に、自分のものが混ざっていた。

だから、この答えになりました

妻「その後は自制できるでしょって思うじゃん」(録音 07:41)

妻「でも本人が、気持ちいいから」(録音 07:44)

妻「それあなたやってたらちょっと 嫌だし」(録音 08:04)

くしゃみは止められないけれど、そのあとの一発は止められるはずだ。そう思う側の言い分です。 止まらない理由も出ています。本人が、気持ちいいから。

嫌だし、とは言われています。それでも、直してほしいという話にはなりませんでした。 この日の我が家は、「直せ」ではなく「お互い様だ」のほうへ進みます。


お悩み③ 電気や水道のつけっぱなしは、うちではどう?

うちの答え

我が家では、世間で語られている役が入れ替わっていました。そして、言うのをやめました。代わりに変えたのは、家のほうです。

そのときのやりとり(発言順)

妻「水道の開けっぱなしだね」(録音 08:45)

夫「いや、それはダメよ。それはしめよ」(録音 08:50)

夫「もったいないではいいあいにはならないね」(録音 08:58)

夫「あの一方的です、これは」(録音 09:01)

私たちの論点

水道のほうは、あっさり終わりました。それはダメだ、閉めよう。以上です。

「もったいない」で言い合いになるか。我が家の答えは、言い合いにはならない、でした。 理由は、一方的だからです。言う側と言われる側が、うちでは決まっていました。

ここで、順番がひっくり返ります

妻「これもうちは逆で、妻がよく」(録音 09:03)

妻「違う違う違う、普通はさ、旦那さんがさ」(録音 09:09)

妻「電気の付けっぱなしとかで怒られるんじゃない?世の中的には」(録音 09:12)

世の中でこの不満が語られるとき、言うのは妻、言われるのは夫、という形が多いと思います。冒頭に挙げた調査でも、電気や水の無駄遣いは、妻が夫に対して感じている不満の3位でした。

ところが、我が家では、その役が入れ替わっていました。 しかも、こちらから聞いたわけではありません。お題を読み上げていた妻が、自分から言いました。

ここは、うちでも笑ったところです。 責める話ではありません。世の中でよく語られている形が、うちには当てはまらなかった、というだけの話です。

1年前に、言うのをやめました

妻「でもこの付けっぱなしに関しては私がよくするので」(録音 10:15)

夫「最初に言ってたの 付けっぱなしを消してとかって言ってたんだけど」(録音 10:36)

夫「まあもう治んない 治んないから諦めた」(録音 10:42)

我が家にも、消して、と言っていた時期がありました。 言っていたのは、最初のうちです。そして、直りませんでした。

諦めて、家のほうを変えました

夫「諦めてそれはもう仕組みで解決しようっていう話です ただただ」(録音 10:45)

夫「ということであの人感センサーの電球に変えた そうすればもうなんか」(録音 10:50)

妻「人感センサーだから消さなくても消しちゃう でも逆もある逆というか人感センサーだから消さなくてもいいんだって」(録音 11:16)

1年ほど前に、電球を人感センサーのものに替えました(録音 10:21・10:50)。人がいなくなれば、勝手に消えます。消し忘れても消える。消さなくてよくなった、というほうが近いかもしれません。

いいことばかりでもありません。動いていないと反応しないので、消えてほしくないときに消えることもあります。 それでも、この一件で言い合いは無くなりました。

注文をつけていたほうが、注文をやめて、道具を替えた。 それが、うちで起きたことです。

だから、この答えになりました

我が家は、相手を直しませんでした。直らなかった、と言うほうが正確です。

その代わりに、直らなくても困らない家に作り替えました。

言うのをやめると、相手が変わるわけではありません。言うことが無くなるだけです。 我が家では、それで十分でした。


3つを通しての結論

「うちは、相手を直そうとするのをやめて、仕組みのほうを変えました」——【夫婦は他人。だから、相手を変えるより、自分が変わろう。】

細かいことを言うのは悪いことなのか。我慢するのと、言うのと、どちらがいいのか。これも、この日のお題の1つでした。

妻「なんかそうだねこれも第三の答えだねそのぐちぐち言うのが世の中的には悪いのか 我慢するっていう」(録音 11:54)

夫「これはもうあれだねあのいや最初だからぐちぐち言ってたし言ってたけど 治んないから期待するのをやめたが正解かな」(録音 12:17)

言うか、我慢するか。うちの答えは、そのどちらでもありませんでした。 最初は言っていた。それでも直らなかった。そこで、期待するのをやめた、という順番です。

これは、外で言うか言わないか、という話ではありません。家の中で言うのをやめて、家のほうを変えた、という話です。

靴下の話も、同じでした

夫「あの布団じゃない、布団じゃない、服とかも あなたはこうズボン脱いだら、その脱いだまんまその場で置いてくじゃん」(録音 12:37)

妻「靴下とかも」(録音 13:08)

夫「靴下とかも」(録音 13:09)

脱いだものが、脱いだ場所に残っている。片方はここにあって、もう片方はあっちにある(録音 13:13)。

「靴下とかも」を、二人が続けて言いました。

そして夫が出した答えも、電気と同じでした。拾わせるのではなく、後ろをついて歩いて、自分が拾って洗濯かごに入れればいい(録音 13:27)。

お互い様、というところに着きました

夫「思ってそこを何かぐちぐち言うのは やめようと思う」(録音 13:39)

夫「で自分ができないことできてない ことも絶対あると思うの」(録音 13:44)

夫「だからそれはお互い様だなっていうふうに思う」(録音 13:48)

言うのをやめようと思った理由は、相手を許したから、ではありません。自分にもできていないことが絶対にある、と思ったからでした。 イビキも、そこに入ります。

片方だけが直す側に立てる夫婦は、たぶんありません。

苦手なほうを、得意なほうがやる

夫「ある意味相手が苦手なことを自分が得意なのであれば」(録音 14:04)

夫「カバーしてあげればそれでいいじゃないかと」(録音 14:07)

夫「だから、電気を消してって言っても無理なんだから、じゃあ仕組みを変えようっていう風に考えた方が早いよ」(録音 14:16)

そこから出てきたのが、分担の話です。 そして、言っても無理なものは、言い続けても無理。それなら、仕組みを変えたほうが早い。

最後の一言

夫「相手を変えるより、自分が変わろう」(録音 14:40)

妻「これが私たちの我が家のお答えですからね」(録音 14:43)

自分が変わる、というのは、我慢して耐えることではありませんでした。うちの場合は、電球を替えることであり、落ちている靴下を自分で拾うことであり、イビキを空気清浄機の音として聞くことでした。

相手が直らないことを前提に、自分のほうを組み直す。 それが、我が家で実際に効いたやり方です。

よくある質問

Q. イビキがうるさくて眠れません。言ってもいいですか?A. うちは言いました。そして、直りませんでした(録音 00:50)。ただ、言ったことで気まずくなったわけでもありません。イビキについては、言ってはいけない、ということはないと思います。 我が家で効いたのは、直してもらうことではなく、聞くほうの耳が慣れたことでした(録音 02:05)。

Q. イビキは、放っておいていいものですか?A. これは我が家の話とは別です。 呼吸が止まっている、日中に強い眠気がある、といったご心配があるときは、この記事の話ではなく、医療機関にご相談ください。うちの記事は、音との付き合い方の話であって、体のことを判断できるものではありません。

Q. 電気のつけっぱなしを、何度言っても直りません。A. 我が家も直りませんでした。やめたのは、言うほうです(録音 12:17)。代わりに、人感センサーの電球に替えました(録音 10:50)。直させることを目標から外すと、打つ手が変わります。

まとめ

  • ① 気になる音は、イビキでした。 直っていません。直らないまま、耳に入ってこなくなりました(録音 02:05)
  • ② 音には、直せるものと、直せないものがありました。 そして、自分がやっていたら嫌だ、と言った本人が、その音をやっていました(録音 06:28・07:37)
  • ③ 電気のつけっぱなしは、世間で語られている役が、我が家では入れ替わっていました。 言うのをやめて、人感センサーの電球に替えました(録音 10:50)
  • 相手を変えるより、自分が変わろう。 我が家で効いたのは、これでした(録音 14:40)

今日の行動をひとつ

相手に直してほしいことを1つ思い浮かべて、それを言わずに済ませる方法が1つでもないか、考えてみてください。

道具を替える。順番を替える。自分がやってしまう。どれでも構いません。 我が家の場合は、電球1個でした(録音 10:50)。

私たち二人の実際の会話は、動画でも公開しています

声のまま聞いていただける回もあります。 どちらも、この記事とは別の日に話したものです。

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