どうも、「夫婦は他人」のプー太(夫)とプー子(妻)です。
私たちは夜な夜な、食卓に録音機を置いて、テーマに沿って、仲良し夫婦が本音をしゃべっています。私たち夫婦のリアルの会話。台本なし、創作なし、やらせなし。
夫婦仲・人間関係でお悩みの方の参考になれば嬉しいです。
(録音 14:37)は「録音開始から14分37秒に飛び出した発言」のしるし。——今日も、時刻つきの証拠つきでお届けします。
名前のついていない小さな家事を10個読み上げて、うちではどっちがやっているかを、せーので答えました。
10問を通して見えてきたのは、「うちは『気づいた方がやる』。でも、気づく場所が、夫と妻で違う」ということでした。
日用品の残りに気づくのは、夫でした。
献立を考えるのは、妻でした。
郵便の仕分けは、妻が多めでした。
夜に帰ってきて、散らかった部屋が目につくのは、夫でした。
10問を答え終えて、続けて録った雑談の最初に、妻はこう言いました。
妻「じゃあ、今ほとんどこの10問は、お互い意識がある家事だったじゃん?」(続きの録音 00:15)
名前のないまま、誰にも気づかれずにいる家事は、うちでは少なかった。
それが、この回の発見でした。
※10問のあとに続けて録った雑談からの引用は、「続きの録音」と書いています。
※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!
よくあるお悩み/うちの答え
「どっちがやる?」10問の、第2弾です。
第1弾は、ゴミ出しや休みの日の予定などでした。
→ どっちがやる?10問
今回は、「名もなき家事」と呼ばれる、名前のついていない小さな家事です。
- ① 排水口のゴミを捨てる:せーのの答えは「二人とも」。捨てるのは燃えるゴミの日についで
- ② シャンプーや洗剤の詰め替え:せーのは「二人とも」。話していくと、夫のほうが多いと分かりました
- ③ ゴミ袋を新しくかける:せーのの答えは、はっきりしませんでした。話してみると、ゴミを捨てる人がかける、で落ち着きました
- ④ 冷蔵庫の賞味期限切れを捨てる:気づいた方
- ⑤ 今日の献立を考える:妻
- ⑥ 郵便物やチラシの仕分け:せーのは「気づいた方」。でも、仕分けは妻が多め
- ⑦ 洗濯機のフィルターの掃除:二人でやっている。燃えるゴミの日についで
- ⑧ なくなりそうな日用品に気づく:夫
- ⑨ 脱ぎっぱなしの服を片づける:夫
- ⑩ 電池や電球の交換:せーのは「二人とも」。気づいた方
- やっていない側は、やってくれていたことを知ってた?:知っていた。やってくれたら「ありがとう」と言う
- 意見が割れたものは、どうやって決める?:割れていない。家事があることも、やってくれていることも知っている
そして、通しての結論は 「うちは『気づいた方がやる』。でも、気づく場所が、夫と妻で違う」 →【夫婦は他人。気づく場所が違うから、二人で家が回っています。】
10問の答えを、並べてみると
はっきり片方に決まったのは、3問
せーのの答えと、そのあとの話で分けると、こうなりました。
せーので聞こえた答え
- 「夫」:⑧日用品に気づく・⑨脱ぎっぱなしの服
- 「妻」:⑤献立
- 「二人とも」:①排水口・②詰め替え・⑩電池や電球
- 「気づいた方」:⑥郵便物
- はっきりしなかった:③ゴミ袋・④冷蔵庫の賞味期限切れ・⑦洗濯機のフィルター
そのあとの話で落ち着いたところ
- ②詰め替え:夫のほうが多い
- ③ゴミ袋:ゴミを捨てる人がかける
- ④冷蔵庫の賞味期限切れ:気づいた方
- ⑥郵便物:妻が多め
- ⑦洗濯機のフィルター:二人でやっている
- ⑩電池や電球:気づいた方
10問のうち、はっきり片方に決まったのは、3問でした。
残りは、「二人とも」や「気づいた方」、あるいは「ゴミを捨てる人」のように、やる人が場面で変わる家事でした。
世の中では、どうなのか
「名もなき家事」という言葉は、大和ハウス工業が2017年に行ったネット調査から広まりました。
共働きで同居の子どもがいる、20〜40代の男女600人への調査です。
その中で、「食事の献立を考える」をしていると答えたのは、妻97.7%・夫36.7%でした。
一方で、「古くなった照明の交換」は、夫88.0%・妻47.7%と、夫のほうが多い家事もありました。
名もなき家事にも、夫の持ち場と、妻の持ち場があります。
うちの10問でも、それぞれの持ち場が見えてきました。
気づく場所の違い① 日用品と詰め替えは、夫が先に気づく
うちの答え
⑧日用品に気づくのは、夫。
②詰め替えは、話していくと、夫のほうが多いと分かりました。
そのときのやりとり
詰め替えは、せーので「二人とも」と答えました。
シャンプーは、それぞれのものを使っているからです。
ところが、話していくと、様子が変わりました。
夜に帰ってきて、お風呂に入りながら、減っているものがないかを見て補充することが多い。
柔軟剤も、よく入れてくれている。
洗濯機を、洗剤が自動で入るものに変えてからも、その入れ口の補充は続けている。
そんな中身が、次々に出てきました。
最後は、夫のほうがやっている、で落ち着きました。
なくなって不便だと思う前に、やってくれているのが夫、という言い方でした。
せーのの答えと、話したあとの中身がずれた問いです。
私たちの論点
日用品は、全部メモしてある
⑧の「なくなりそうな日用品に気づく」は、せーので「夫」でした。
そのあとも、日用品は全部夫、で話は変わりませんでした。
やり方も、話に出ました。
家で使う日用品を全部メモしてあって、買い物に行く前に、それを見る。
ないと気づいたら、チェックを外しておく。
調味料も、全部メモしてあります。
その一方で、買い置きの在庫までは把握していないけれど、冷蔵庫の中はすごく把握している、という声もありました。
同じ「残り」でも、目が向く場所が違います。
世の中では、在庫に気づくのは妻が多い
国立社会保障・人口問題研究所の「第7回全国家庭動向調査」(2022年・回答者は妻)では、食材や日用品の在庫の把握は、妻86.0%・夫3.3%でした。
世の中では、在庫に気づく係は、妻に寄っています。
うちでは、日用品の残りに気づく係は、夫でした。
だから、この答えになりました
日用品の残りと、詰め替えに先に気づくのは、夫。
せーのの答えとは違って、話してみると、夫のほうが多いと分かりました。
気づく場所の違い② 献立は妻、冷蔵庫は気づいた方
うちの答え
⑤献立は、妻。
④冷蔵庫の賞味期限切れは、気づいた方。
そのときのやりとり
冷蔵庫の賞味期限切れは、話していくうちに「気づいた方」になりました。
「気づいた方だね」(録音 04:52)
食材を扱っている側は、まず捨てることはほぼない、そうです。
賞味期限はそんなに気にしない、消費期限だったら捨てる、という線も出ました。
献立は、せーので「妻」でした。
話は、「何食べたい?」と聞く側のしんどさに移りました。
毎日、献立を考えるのはしんどい。
ジャンルだけでもいい、和洋中のどれかだけでも言ってほしい。
それでも、聞かれると、どうしても何でもいいよ、と言ってしまう。
献立のことは、同居している母も結構言う、とも。
私たちの論点
夫の実家の冷蔵庫
冷蔵庫の話から、夫の実家の話になりました。
夫の母は、そういうところがきれい好きです。
冷蔵庫の中は、冷凍食品が縦に並んでいる。
ゴミのビニール袋も、きれいにたたんで、サイズ分けでストックしてある。
泊まりに行ったときに、布団をどうするか聞くと、自分でしまいたい人です。
夫の父は、小説などを、発売順にきれいに並べたいタイプだそうです。
冷蔵庫の中の見え方も、家によって違うようです。
だから、この答えになりました
毎日の献立は、妻。
冷蔵庫の賞味期限切れは、気づいた方が捨てます。
気づく場所の違い③ 郵便は妻、夜の散らかりは夫
うちの答え
⑥郵便物やチラシの仕分けは、せーのでは「気づいた方」。でも、妻が多めでした。
⑨脱ぎっぱなしの服は、夫。
そのときのやりとり
郵便物は、せーので「気づいた方」でした。
チラシは、ほぼ捨てます。
ポストを開けるのは嫌いじゃない、は夫婦のどちらからも出ました。
郵便受けをくちゃくちゃにしている人がいる、出せばいいだけなのに、とも。
そのうえで、仕分けは、結構妻がしているようです。
同居している母あての手紙は、母のところへ置いておく。
父あての手紙は、時間帯による。
夜だったら上へ持っていくし、朝だったら下のテーブルの上に置いておく。
家族あての郵便の置き方まで、決まっていました。
私たちの論点
夫「なんか人の物が目につく」
⑨の脱ぎっぱなしの服は、せーので「夫」。
話しても、すぐに「夫」で決まりました。
その流れで、掛かったままのカバンやパーカーの話になり、夫はこう言いました。
夫「なんか人の物が目につく」(録音 13:31)
夫の目は、人の物に向きます。
夫「あ俺もブツブツ言ってるけど」
続きの録音で、妻が、夫のことをこう言いました。
妻「でもやっぱりあなたはなんか思い立った時に 結構やってくれてる気がする」(続きの録音 09:23)
夫「あのやっぱ夜帰って」(続きの録音 09:31)
夜に帰ってきて、部屋がごちゃついているのが嫌。
夫は、続けてこう言いました。
夫「でも俺はそれは言わないよ別に」(続きの録音 09:38)
妻「あ言うね」(続きの録音 09:43)
夫「あ俺もブツブツ言ってるけど」(続きの録音 09:46)
夫「でも半分子供に言ってんだよねそれは」(続きの録音 09:54)
言わない、と言ったすぐあとに、夫は自分で言い直しました。
妻は、散らかりに気づいていないわけではありません。
妻「もうねだから私も嫌だろうなって思いつつ ちょっと自分も疲れてるから」(続きの録音 10:17)
夜の散らかりに先に手が動くのは、夫でした。
だから、この答えになりました
郵便と家族あての手紙は、妻の持ち場。
夜の散らかりと、人の物は、夫の目に入ります。
持ち場が決まらない家事は、「ついで」でやる
うちの答え
③ゴミ袋は、ゴミを捨てる人がかける。
①排水口と⑦洗濯機のフィルターは、燃えるゴミの日についで。
⑩電池や電球は、気づいた方。
そのときのやりとり
ゴミ袋は、せーのの答えがはっきりしませんでした。
話してみると、ゴミを捨てる人がかける、で落ち着きました。
当たり前のことだから何も思っていない、苦じゃない、とも話しました。
排水口は、場所によります。
捨てるのは、燃えるゴミの日のついでです。
洗濯機のフィルターも、同じでした。
夫「俺も燃えるゴミの日しかやらないよ。そんなもんだろ」(録音 11:33)
その前に、自分もやっている、という声があっての、夫の返しでした。
最後は、こうまとまりました。
「二人でやってます」(録音 11:38)
電池や電球は、せーので「二人とも」でした。
「気づいた方だしね」(録音 14:29)
私たちの論点
ゴミの日に、ついでにやる。
気づいた方が、やる。
持ち場が決まっていない家事は、うちでは、そんな形で回っていました。
やっていない側は、知ってた? 割れたものは、どうする?
うちの答え
知っていた。やってくれたら「ありがとう」と言う。
割れたものは、なかった。
そのときのやりとり
10問のあとに、「やっていない側は、やってくれていたことを知ってる?」と読み上げました。
知っている、が答えでした。
やってくれたら、ありがとう、と言うだけ。
それ以外は何もない、という答えでした。
そこから、話は世の中のほうへ向きました。
この質問が世の中で出るということは、知らないから苛立つ、ということではないか。
シャンプーも、いつもあると思っている人がいるのではないか。
「ありがとう」の話は、前の回にも書いています。
→ 「ありがとう」の回
最後の問いは、「意見が割れたものは、うちではどうやって決める?」でした。
割れていない、が答えでした。
「あるのも知ってるし、やってくれてるのも知ってるし」(録音 17:51)
②の詰め替えは、せーのと中身がずれました。
③のゴミ袋も、せーのの答えははっきりしませんでした。
それでも、どちらも、割れた、とは数えていません。
意見が割れたときの決め方は、別の回で話しています。
→ 意見が割れたときの決め方
私たちの論点
続きの録音で、自分の名もなき家事を挙げてみた
続きの録音で、妻が言い出しました。
妻「今頑張ってるアピールをしましょう」(続きの録音 01:29)
夫は、自分の分を、こう話し始めました。
夫「正直ないかな」(続きの録音 01:34)
夫「靴そろえるのか」(続きの録音 01:35)
夏の暑い時期に、寝る前に部屋を冷やしておくことも挙がりました。
妻は、自分の分として、洗濯槽のクリーナーを挙げました。
妻「あれ好きなの私」(続きの録音 02:33)
続けて妻は、家事とは少し違うけど、と前置きして、夫の運転を挙げました。
妻「すっとね運転してくれるのが助かりますね」(続きの録音 03:15)
通しての結論
「うちは『気づいた方がやる』。でも、気づく場所が、夫と妻で違う」
10問のうち、はっきり片方に決まったのは、3問でした。
残りは、どちらかが多めのものや、やる人が場面で変わる家事でした。
ただ、「気づいた方」の中身を開いてみると、気づく場所が違いました。
日用品の残りと、詰め替えは、夫。
献立と、郵便と、家族あての手紙は、妻。
夜の散らかりと、人の物は、夫。
冷蔵庫の賞味期限切れは、気づいた方。
だから、うちの「気づいた方がやる」は、片方に寄らずに回っていました。
世の中では、どうなのか
先ほどの大和ハウス工業の調査(2017年)には、「名もなき家事を積極的にやっているのは誰か」という問いもありました。
「夫」と答えたのは、夫の回答では46.3%、妻の回答では12.7%でした。
同じ家事を見ていても、夫と妻で、見えている景色が違います。
カナダの大学の研究(Ross & Sicoly、1979年)では、夫婦37組に、家の仕事の受け持ちを別々に聞きました。
37組中27組で、2人の答えを足すと100%を超えました。
人は、自分がやった分のほうを、思い出しやすいのです。
だから、どちらがやっていないか、を責め合う話ではないのだと思います。
気づく場所が違うから、相手のやっていることが、見えにくい。
うちの10問は、どちらがやっているかが見えている家事でした。
世の中の夫婦へ、ひとこと
録音の終わりのほうで、世の中の夫婦について、こんな話になりました。
最初は好きで一緒になったのに、近すぎると、嫌なところが見えてくる。
そこも含めて、相手を大事にしたい。
うちは、そう考えています。
今日の行動をひとつ
相手が「気づいてやってくれている家事」を、ひとつ見つけてみてください。
見つけたら、「ありがとう」と言ってみてください。
日用品の残りなのか、献立なのか、夜の散らかりなのか。
相手は、自分の見ていない場所で気づいているのかもしれません。
夫婦は他人。気づく場所が違うから、二人で家が回っています。
※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!
→ 妻が、夫のいいところを1本にまとめました。
言っても変わらない妻に、夫がしたこと。相手を変えない捉え方(有料note・300円)はこちら → https://note.com/fufuhatanin/n/n24558fdb8b8a
→ うちが食卓で話してきたお題を、42問にまとめました。
改めて知る、パートナーの価値観。夫婦で話すお題42問(有料note・300円)はこちら → https://note.com/fufuhatanin/n/nc0f0f5348a26


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