どうも、「夫婦は他人」のプー太(夫)とプー子(妻)です。
私たちは夜な夜な、食卓に録音機を置いて、テーマに沿って、仲良し夫婦が本音をしゃべっています。私たち夫婦のリアルの会話。台本なし、創作なし、やらせなし。
夫婦仲・人間関係でお悩みの方の参考になれば嬉しいです。
(録音 14:37)は「録音開始から14分37秒に飛び出した発言」のしるし。——今日も、時刻つきの証拠つきでお届けします。
夫が会社を辞めて独立したいと言った日のことを、二人で話しました。
夫は、反対される可能性はあると思っていました。
妻は、一度も反対しませんでした。
それどころか妻の記憶では、先に「やめちゃえばいいじゃん」と言ったのは、妻のほうでした。
夫が会社を辞めたとき、上の子は1歳でした。
妻のお腹には、2人目がいました。
年子です。
それでも妻がつけた条件は、ひとつでした。
妻「やめてもいいけど開業する日を絶対決めなって言った気がする」(録音 15:39)
話の途中で、妻はこうも言いました。
妻「結婚相手が私じゃなかったら多分あなたは独立してないよ」(録音 12:06)
夫「より絆が強くなった出来事だったと思うよ」(録音 12:19)
前編では、夫が言い出した日のこと、妻の受け止め、夫の迷いを話しています。
※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!
よくあるお悩み/うちの答え
今回は、夫の独立についての6つの問いを読み上げて、うちならどうかを話しました。
前編は、そのうちの3つです。
- ① 独立したいと最初に言ったのはいつ?どんな場面?:夫は学生のころから、いつかは独立すると言っていた。会社を辞めると決めたのは、昇進の話が出て、ここで学べることはもう終わりだと感じたとき
- ② 言われたとき、妻は正直どう思った?:賛成。一度も反対しなかった
- ③ 夫は言う前にどれくらい迷った?反対されると思った?:夫は、反対される可能性はあると思っていた。でも妻の記憶では、先にやめなよと言ったのは妻のほう
そして、前編の結論は 「反対されると思っていた夫。でも妻の記憶では、先に『やめちゃえばいいじゃん』と言ったのは妻のほう。条件は『開業する日を絶対決めな』だけ」 →【夫婦は他人。反対されると思っていた夫と、先にやめちゃえばと言った気がする妻。】
お悩み① 独立したいと最初に言ったのはいつ?
うちの答え
夫は、学生のころから、いつかは独立すると言っていました。
会社を辞めると決めたのは、昇進の話が出て、ここで学べることはもう終わりだと感じたときでした。
そのときのやりとり
最初の問いに、夫は、ずっと前から考えていた、と答えました。
夫「やっぱりもう最初から独立はしたい 将来独立はすると まあでもそれいつになるかは分かんないけど」(録音 03:39)
ただ、すぐにではありませんでした。
自信もないし、お金もない。
奨学金の返済が終わってからかな、と、ぼんやり考えていたそうです。
夫「奨学金とかも借りてたからねー 返済もあるしその借金が終わってからかなー」(録音 04:00)
返し終わるころには、40いくつになっているかもしれない。
夫は、そんな見通しを話しました。
夫は、妻と出会ったころにも言っていたはず、と言います。
夫「あなたと出会う頃から出会った時にも多分言ってると思うけどね 将来は独立で自分でやるよ」(録音 04:20)
妻「言ってた?」(録音 04:27)
妻は、そう聞き返しました。
では、何がきっかけで、会社を辞めることになったのか。
妻が聞くと、夫は、昇進の話を挙げました。
夫「昇進の話を受けてしまったら、逆にもう辞められねえなと思っちゃったの」(録音 05:04)
夫「迷惑をかけるぐらいなら今 消えた方がいいんじゃねーか」(録音 05:22)
夫は、20代のうちに役職にもなれていました。
借金を返してから、と考えていたけれど、それでは何歳になるか分からない。
それなら、今のうちに。
夫「だから もし失敗したとしても20代30代なら」(録音 06:27)
夫「全然なんとでもなるな人生って思った」(録音 06:37)
私たちの論点
いちばん大きかったのは、社長の言葉
辞めると決めた理由で、いちばん大きかったのは、社長に言われた言葉でした。
夫「社長にこう お前一人そんなことやらなくていいんだよって」(録音 06:51)
夫「どんどん技術を磨きたいというか 知識をつけたいみたいなのがあって」(録音 06:58)
夫「そのもういいよって そのみんなができなきゃ意味ないからみたいな感じで」(録音 07:13)
夫「言った時にここで学べることはもう終わりなんだなって思っちゃった」(録音 07:17)
会社の天井が見えてしまった、と夫は言いました。
夫「ここにいて自分の成長はもうないぞっていう感覚になってしまった」(録音 07:28)
前の会社を、悪く言っているわけではありません。
夫「日々の仕事も楽しかったしいろいろ経験させてもらえて本当に感謝してるし」(録音 07:40)
辞めると伝えたあとで、行き先の話が流れた
夫には、すぐに自分で始める自信はありませんでした。
夫「ただ正直今すぐには開業するにはやっぱり 自信がなかったから」(録音 08:24)
そこで、県外の会社に移って、もう少し学ぶつもりでした。
家族みんなで引っ越す話です。
妻は、言われて思い出したほど、この話を覚えていませんでした。
妻「全然覚えてないんだけど」(録音 08:35)
前の会社には、もう辞めると伝えたあとでした。
そのあとで、移る予定だった会社の都合で、話が流れてしまいました。
夫「引き返せないなぁと思って さてどうしようかなと」(録音 09:38)
会社を辞めた夫は、家の近くで、まったく関係のない仕事のアルバイトを始めました。
夫「食べていくためにアルバイトをした」(録音 10:25)
妻「辞めた時にはもう私がお腹に子供がいた」(録音 10:32)
夫「そう、二人目がいたんだよね」(録音 10:35)
世の中では、どうなのか
国の金融機関である日本政策金融公庫が、2025年度の「新規開業実態調査」をしています。
公庫が融資した、開業して1年以内の会社に送り、2,165社が答えた調査です。
開業したときの平均年齢は、43.9歳でした。
前の勤め先を辞めた理由は、自分の意思で辞めた人が89.0%。
開業した理由でいちばん多かったのは「自由に仕事がしたかった」で、59.7%でした。
ただし、公庫から融資を受けた人だけの数字で、独立した人みんなの平均ではありません。
我が家の夫が辞めたのは、もし失敗しても20代30代なら、と考えたころでした。
だから、この答えになりました
独立は、学生のころから考えていたことでした。
辞めると決めたのは、昇進の話と、ここで学べることはもう終わりだと感じたこと。
ところが移る予定の会社の話が流れて、引き返せないまま、アルバイトから始めました。
お悩み② 言われたとき、妻は正直どう思った?
うちの答え
賛成でした。
一度も反対しませんでした。
そのときのやりとり
妻の答えは、はっきりしていました。
妻「全然、一回も反対しなかったよね」(録音 11:07)
妻「やったもん勝ちっていう考えが私はあるから」(録音 11:16)
妻「なんかできるかできないかわかんないじゃん」(録音 11:20)
妻「ほら宝くじ理論と一緒」(録音 11:26)
妻「買わないやつは当たらない」(録音 11:28)
夫「宝くじは買わないけどね」(録音 11:32)
そのとき、妻のお腹には子どもがいました。
妻の仕事も、社員ではなくなっていました。
それでも、なんとかなると思ったそうです。
妻「仕事はいくらでもお互いあるし何とかなるかなと思って別にやめればって言ったよね」(録音 11:51)
私たちの論点
背中を押した
夫は、こう振り返りました。
夫「すごいやっぱ俺の背中を押したよ」(録音 12:02)
妻「押したよね」(録音 12:05)
妻「結婚相手が私じゃなかったら多分あなたは独立してないよ」(録音 12:06)
妻のこの言葉を、夫はこう受けました。
夫「私たち夫婦のあれは一つのターニングポイントというか」(録音 12:11)
夫「より絆が強くなった出来事だったと思うよ」(録音 12:19)
夫「俺はそのぐらい感謝してる」(録音 12:26)
妻「いいね、いいよ」(録音 12:29)
夫が妻をどう見ているかは、定番の10の質問に答えた回でも話しています。
→ 定番の10の質問の回
細かいことは忘れても
妻は、もう前のことで忘れてしまった、と言いながら、ここははっきり言いました。
妻「でも良かったよね、あのタイミングでやめて」(録音 12:35)
妻「だからなんかすごい応援した気がする」(録音 12:40)
だから、この答えになりました
妻は賛成でした。
一度も反対していません。
やったもん勝ち、宝くじも買わないと当たらない、という考えの妻でした。
夫は、それを、背中を押してもらったと受け取っています。
お悩み③ 夫は言う前にどれくらい迷った? 反対されると思った?
うちの答え
妻が妊娠中だった事もあり、夫は、反対される可能性はあると思っていました。
でも妻の記憶では、先にやめなよと言ったのは妻のほうでした。
妻の条件は、開業する日を決めること。
そのときのやりとり
夫「反対される可能性はあるなとは思ってた」(録音 13:34)
夫「もちろん」(録音 13:39)
理由は、そのときの家の様子でした。
夫「一歳の子供がいた上で」(録音 13:43)
妻「年子だからね」(録音 13:49)
夫「二人目の妊娠中で」(録音 13:51)
夫「会社を辞めると言い出したと急に 家族全員で引っ越そうみたいな」(録音 13:56)
夫「おいおいって なるじゃないですか」(録音 14:03)
県外への引っ越しの話は、二人の見方が分かれました。
夫「よりこう今思えばねめちゃめちゃ大変なことになってたなって」(録音 14:16)
妻「なんとかなってた気がするけど」(録音 14:21)
もし県外へ行っていたら、知らない土地で、ちょっとしたことを頼める人もいない。
本当に何とかするしかなかったはず、と夫は言います。
ここで妻が、夫に聞き返しました。
妻「反対されると思わなかったでしょ」(録音 15:07)
夫は、どうかなっていう感じ、と迷っていたことを口にしました。
すると妻は、こう言いました。
妻「私がやめなよって言った気がするんだけど」(録音 15:10)
妻「でもやめちゃえばいいじゃんって言った気がする」(録音 15:19)
夫「それはそうかも」(録音 15:25)
妻「逆だよね」(録音 15:28)
夫が家で切り出したときの言葉も、出てきました。
夫「今日こういうことがあって」(録音 15:30)
そう切り出して、もう天井が見えた気がする、と話したそうです。
私たちの論点
条件は、開業する日を決めること
妻「でもなんか私すごい覚えてるのは」(録音 15:37)
妻「やめてもいいけど開業する日を絶対決めなって言った気がする」(録音 15:39)
夫は、もう決めていた、と答えました。
夫「自分の中でもう日を決めてた」(録音 15:49)
夫「決めた決めててあなたにそう言われて俺も決めてるよって」(録音 15:53)
妻が日を決めさせたかったのには、理由がありました。
妻「だらだらはすんなよと思った」(録音 16:11)
お金がない人が、仕事を作る
とはいえ、お金の余裕はありませんでした。
夫「要は開業をするとかいう 金銭的な余裕が全くなかったじゃない」(録音 16:17)
夫「だから結局辞めてから2年ぐらいはアルバイトしてたよね」(録音 16:30)
このころ夫が言っていた言葉を、妻は覚えていました。
妻「金がないから仕事を自分でねやるんだっていうのはすごいなんか覚えてる あなたが言ってた気がする」(録音 16:50)
夫「あ、俺が?自分で?」(録音 16:57)
言った本人は覚えていませんでしたが、そうかもね、と受けて、こう続けました。
夫「それさ、潤沢な資金があってさ、開業する人なんてそんなにないって」(録音 17:21)
夫「みんなギリギリさ、やれるかな?やれないかな?」(録音 17:25)
夫「でも勝負だ!えいやー!でやるわけじゃん」(録音 17:28)
そこから、事業計画書を作って、融資が出るまでの話になりました。
夫「それで怒られながら事業計画書っていうのを作って」(録音 17:41)
夫「それでGOサインが出てお金の融資がやっとおりるわけだから」(録音 18:01)
我が家のお金の分け方は、お金のルールの回で話しています。
→ 夫婦のお金のルールの回
世の中では、どうなのか
日本政策金融公庫は、2025年度の「起業と起業意識に関する調査」もしています。
起業に関心はあるけれど、失敗したときのリスクが大きいと答えた人に、何が怖いかを聞いたところ、「家族に迷惑をかけること」を挙げた人が52.5%いました。
起業に関心がある人みんなではなく、リスクが大きいと答えた人の中での数字です。
言い出す側も、家族のことを考えていないわけではないのだと思います。
だから、この答えになりました
夫は、反対される可能性はあると思っていました。
妻は、反対するどころか、会社をやめちゃえばと自分が言った気がする、と覚えていました。
妻の条件は、開業する日を決めること。
夫は、アルバイトをしながら、開業の準備を進めました。
通しての結論(前編)
「反対されると思っていた夫。でも妻の記憶では、先に『やめちゃえばいいじゃん』と言ったのは妻のほう。条件は『開業する日を絶対決めな』だけ」
夫が会社を辞めると言ったとき、上の子は1歳で、妻は2人目を妊娠中でした。
夫は、反対される可能性はあると思っていました。
でも妻は、一度も反対していません。
やったもん勝ち、という考えの妻でした。
妻の記憶では、迷っていた夫に、先にやめなよと言ったのは妻のほうでした。
夫も、それはそうかも、と受けています。
妻がつけた条件は、開業する日を決めること。
だらだらはしない、ということでした。
夫は、それを背中を押してもらった、と言いました。
妻は、結婚相手が私じゃなかったら多分独立していない、と言いました。
夫は、絆が強くなった出来事だった、と返しました。
独立をすすめる話にはしたくありません。
お金の余裕はまったくなく、移る予定の会社の話が流れて、引き返せなくなった面もありました。
ただ、我が家では、言い出した夫が思っていたより、妻は前向きでした。
今日の行動をひとつ
今夜、「もし私が仕事を辞めたいと言ったら、どう思う?」と、相手に聞いてみてください。
本当に辞めるかどうかではなく、相手が何を心配して、何なら応援できるのかを知るための質問です。
我が家の妻の場合、条件は、開業する日を決めることでした。
両方の親にどう伝えたか、いちばん大変だったこと、振り返って今どう思うかは、後編で話しています。
→ 後編はこちら
夫婦は他人。反対されると思っていた夫と、先にやめちゃえばと言った気がする妻。
※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!


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