どうも、「夫婦は他人」のプー太(夫)とプー子(妻)です。
私たちは夜な夜な、食卓に録音機を置いて、テーマに沿って、仲良し夫婦が本音をしゃべっています。私たち夫婦のリアルの会話。台本なし、創作なし、やらせなし。
夫婦仲・人間関係でお悩みの方の参考になれば嬉しいです。
(録音 12:58)は「録音開始から12分58秒に飛び出した発言」のしるし。——今日も、時刻つきの証拠つきでお届けします。
今回は番外編です。
どこの家にもありそうな、笑えるすれ違いを5つ、妻が読み上げて、うちではどうかを話しました。
「何でもいい」と言うのも、暑がりも、「ちょっと待って」と言うのも、夫でした。
「聞いてない」と言いそうなのは、妻でした。
冷蔵庫がパンパンなのに買ってくるのも妻だ、と夫は言います。
でも、この回のいちばんの落ちは、同居している両親が買ってくる、予想外のキャベツひと玉でした。
夫「予想外のキャベツひと玉とか」(録音 12:55)
夫「うわー、優しさ入んねーじゃん」(録音 12:58)
1つ1つは短い話です。
テンポよく、5つ続けてどうぞ。
前回の番外編はこちらです。
→ うちでは「どっちがやる?」10問に、夫婦で答えてみた
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5つのすれ違い/うちの答え
- ① 「晩ごはん何がいい?」→「何でもいい」問題:言うのは夫。でも妻も、何でもいいと思っている割に、何でもよくない
- ② エアコンの設定温度:揉めない。暑がりは夫、寒がりは妻。設定は夫に合わせて、寒いときは妻が布団で合わせている
- ③ 「ちょっと待って」が1時間:言うのは夫。でも、1時間はない
- ④ 「言った」「聞いてない」論争:論争にならない。「聞いてない」と思っても、妻は自分の記憶を疑う
- ⑤ 冷蔵庫の中身を考えずに買ってくる:うちは無い。頼むときに品物を言うから。ただ、冷蔵庫に入らない物は、同居している両親から届く
そして、通しての結論は 「すれ違いの5つは、夫と妻で分け合っていた。でも冷蔵庫に入らないのは、同居している両親が買ってくる予想外のキャベツひと玉」 →【夫婦は他人。パンパンの冷蔵庫に、両親の優しさのキャベツひと玉。】
①「晩ごはん何がいい?」→「何でもいい」問題
うちではどっち
「何でもいい」と言うのは、夫です。
ただ妻も、何でもいいと思っている割に、何でもよくない時がありました。
いちばんの場面
最初に話し出したのは、妻でした。
献立を決めてくれるアプリがあって、妻も使っているそうです。
妻「アプリとかのルーレットみたいなのがあるの」(録音 00:50)
妻「ルーレットが回って」(録音 00:58)
妻「出てくるんだけど」(録音 01:00)
妻「それじゃねえんだよ」(録音 01:02)
何でもいいからルーレットに頼んだのに、出てきた料理には「それじゃない」。
妻はそのまま、夫にも聞きました。
妻「なんでもいいって思ってる割に、なんでもよくない問題ない?結構。」(録音 01:04)
妻「あなたも。」(録音 01:10)
夫「俺、ないよ。」(録音 01:13)
妻「いや、あるね。」(録音 01:15)
夫「なんでもいいじゃん、俺。」(録音 01:16)
否定して、すぐに認めました。
夫にも言い分があります。
冷蔵庫の中を知らないまま食べたい物を言うと、こうなるそうです。
夫「それ買い物行かないとないよって言われちゃうと、」(録音 02:56)
夫「それあるじゃん。買い物行かないとないよって言われて。いや、だったらいい。別になんか、思いついたから言っただけで、それが食べたいわけでもないみたいな感じで。」(録音 03:01)
考えるのは大変だろうから、少しでも参考になればと思って言った。
意外と、それでちょっと機嫌が悪くなる、と夫は続けました。
同じ場面を、妻は反対側から話しています。
妻「多分それめっちゃいいじゃんと思ったらちょっと買い物行ってくるわーってなるもんね」(録音 03:27)
夫は、料理が苦手だから献立が頭に出てこない、とも話していました。
それでも、何もしていないわけではありません。
夫「なるべく好きなやつをメモ帳に」(録音 02:14)
夫「でも本当に冷蔵庫の中把握してないのはあるかもね」(録音 04:17)
献立を考えるのは誰か、という話は、前の回でくわしく話しています。
→ 名もなき家事、うちではどっちがやる?
② エアコンの設定温度
うちではどっち
揉めません。
暑がりは夫、寒がりは妻。
設定は夫の設定で、妻が自分で合わせています。
いちばんの場面
夫はまずこう答えました。
夫「揉めないけど 妻が多分結構我慢してくれてるんじゃないかなと思う」(録音 05:02)
妻「でも私は結構寒がりだからね」(録音 05:08)
夫「私はもうすごい暑がりなんで」(録音 05:11)
うちの設定は、夫の設定です。
冷房は27度か27.5度、暖房は21度か22度くらい、と夫は言いました。
ここで、妻は初めて知りました。
妻は、1年中27度に設定しているのだと思っていたそうです。
夫「暖房は22℃とか21℃、22℃ぐらいにしてる」(録音 05:53)
妻「違うんだ 設定温度って」(録音 06:01)
暖房を強くしないのは、夫いわく、暑くなっちゃうから。
寒がりは、妻ともう一人、2番目の子です。
夫「そうね2番目が寒がりだね」(録音 06:46)
妻は、出かける先でも寒さに備えています。
妻「私もそれ30何年間で身につけた技だよ どこか行くたびに」(録音 06:55)
妻「もう私が大好きなスーパーは冷蔵庫の中に入ってるようなものじゃん」(録音 07:02)
夫「どこのスーパーもそうだろう」(録音 07:07)
妻「いやあそこのスーパーは特別よ」(録音 07:07)
妻「だからもう絶対に持ってくもんね防寒具を」(録音 07:12)
では、暑い夫はどうしているのか。
暑いなと思ったら、夫は、暑くないか、と聞くそうです。
夫「俺だけ?って。」(録音 07:33)
夫「で、大体、うんって言われて、そうかって言って、」(録音 07:35)
夫「ハンディのやつを自分だけバーって当てて、」(録音 07:43)
温度は下げずに、自分だけ涼む。
妻も「俺だけっていつも言うもんね」と言っていました(録音 07:31)。
世の中では、どうなのか
エアコンメーカーのダイキン工業が2017年に、夫婦で同じ部屋に寝ている男女300人に聞いたネット調査があります。
夏の夜のエアコンの使い方で、パートナーと「揉めたり喧嘩したりすることがある」と答えた人は55.0%でした。
一方で、エアコンの主導権を持つ人の81.2%は、相手の好みを考えて設定していると答えています。
気をつかっていても、ちょうどいい温度は人によって違う。
うちは、暑い夫の設定に、寒がりの妻が布団で合わせ、出かける先には防寒具を持っていく家でした。
エアコンの温度の決め方は、前の回でも話しています。
→ 意見が割れたとき、うちはどう決める?
③「ちょっと待って」が1時間
うちではどっち
「ちょっと待って」と言うのは、夫です。
でも、1時間はありません。
いちばんの場面
実はこの問い、読み上げた直後は、意味が二人とも分かりませんでした。
そのあと、夫がこう答えました。
夫「俺の方が多分言うと思うんだけど、ちょっと待ってって。」(録音 09:13)
ひとつは、仕事の返信をしたいときです。
夫「今、返信返しちゃうからっていう。」(録音 09:27)
もうひとつが、家族がいっせいに話しかけてくるとき。
夫「あとあれ あなたたちね子供たちもそうだけどね」(録音 09:39)
夫「みんなでいっぺんにしゃべり出すのよ 違う話題を」(録音 09:43)
夫「ちょっと待って こちら話聞いてるから」(録音 09:47)
妻「みんなあなたに話したくてね」(録音 09:51)
夫「みんなねすごいんだ ちょっと待って」(録音 09:53)
夫「俺は聖徳太子じゃないから」(録音 09:57)
妻と子どもたちが、それぞれ違う話を夫に向ける。
夫の「ちょっと待って」は、待たせる言葉というより、一人ずつ聞くための言葉でした。
妻「まあ1時間はないですね」(録音 10:04)
④「言った」「聞いてない」論争
うちではどっち
論争になりません。
「聞いてない」と言いそうなのは妻。
でも妻は、言われたら自分の記憶を疑う側でした。
いちばんの場面
夫「あるけどあんま覚えてないんだよね」(録音 10:33)
妻「言われたらたぶん私の記憶を疑うから」(録音 10:38)
妻「なんか私が聞いてないって言ってもさちょっとさ説得力ない感じじゃない」(録音 10:47)
夫「それはある」(録音 10:52)
夫に言ったと言われると、妻は、あ、そうだった、となるそうです。
夫のほうも、強くは出ません。
夫「でもさそこでさ聞いてないよみたいなのでさ」(録音 10:57)
夫「そんなに怒るようなこともないよね」(録音 11:00)
夫「あ、そう?みたいな。ごめん、言ってなかったかも、みたいなぐらいの話よね。」(録音 11:03)
妻「これあんまり論争にならないね、お互い。」(録音 11:14)
妻は自分の記憶を疑い、夫は「言ってなかったかも」と引く。
どちらも、引くのが早い家でした。
世の中では、どうなのか
アメリカで、夫婦24組を調べた実験があります(Savitsky ほか、2011年)。
いくつにも取れるあいまいな言い方で、決められた意味を相手に伝えるゲームです。
すると、夫婦のあいだでも、意味が伝わった割合は初対面の人と同じくらいでした。
しかも、「伝わった」という自信と、実際に伝わったかどうかは関係がありませんでした。
人数は24組と少なく、実験の中のゲームの話です。
それでも、「言ったよね」「聞いてない」は、どちらかがうそをついているわけではないのかもしれません。
⑤ 冷蔵庫の中身を考えずに買ってくる
うちではどっち
うちには、ありません。
頼むときに、買ってくる物を言うからです。
ただ、冷蔵庫がパンパンなのに買ってくるのは妻だ、と夫は言います。
そして本当に入らないのは、同居している両親が買ってくる物でした。
いちばんの場面
問いを読み上げると、夫はすぐにこう返しました。
夫「そうだね。それちょっと質問が良くないね。」(録音 11:33)
夫「だってこれを買ってきてって言ってるでしょ。」(録音 11:39)
冷蔵庫を見て買い物をするのは、夫には無理だそうです。
夫「多分ね、自分が料理するんだったら分かると思うよ。」(録音 11:52)
夫「けど、俺はやっぱ料理苦手なもんでね、そこに関しては本当。」(録音 11:55)
①で献立が出てこないのも、ここで冷蔵庫が分からないのも、理由は同じ「料理が苦手」でした。
話が「入らないのに買ってきちゃう」に移ると、夫が言いました。
夫「入らないのに買ってきちゃう それもうちの奥様ですよ」(録音 12:11)
妻「私入れるじゃん 絶対入ってんじゃん 入んなかったことある?」(録音 12:15)
夫「パンパンなのに あれまた買ってきたの?みたいなのをやるのは」(録音 12:20)
夫「俺じゃないじゃん それは」(録音 12:24)
妻「中身を考えずに買ってくるとは違う 私のブレインがちゃんと考えてる」(録音 12:27)
夫は「パンパン」、妻は「絶対入ってんじゃん」(録音 12:15)。
夫も、入ってはいる、と認めました。
夫「パンパンに詰め込んでる感じだけど」(録音 12:35)
そして夫が、本当に入らない物の話を始めました。
夫「うちはちょっと厄介なのがね」(録音 12:40)
夫「自分らの頭では入るんだけど」(録音 12:43)
夫「パパとママが買ってくるからね」(録音 12:47)
妻「予想外のね」(録音 12:54)
夫「予想外のキャベツひと玉とか」(録音 12:55)
夫「うわー、優しさ入んねーじゃん」(録音 12:58)
妻「そういうのはある」(録音 13:03)
「パパとママ」は、同居している両親のことです。
頭の中では入る計算なのに、と夫は言います。
そこへ届く、予想外のキャベツひと玉。
どっちだったか
| # | すれ違い | うちではどっち |
|---|---|---|
| ① | 「何でもいい」と言う | 夫(でも妻も、ルーレットに「それじゃねえんだよ」) |
| ② | 暑がり | 夫(寒がりは妻と2番目の子) |
| ③ | 「ちょっと待って」と言う | 夫(でも1時間はない) |
| ④ | 「聞いてない」と言いそう | 妻(でも自分の記憶を疑う) |
| ⑤ | 冷蔵庫パンパンなのに買ってくる | 妻、と夫は言う(妻は「私のブレインがちゃんと考えてる」) |
並べてみると、5つのすれ違いは、夫と妻で分け合っていました。
②④は、うちでは揉めない話。⑤の「考えずに買ってくる」は、うちには無い話でした。
そして冷蔵庫に入らない物は、夫婦のどちらでもなく、同居している両親から届いていました。
今日の行動をひとつ
今夜、この5つを相手に読み上げて、「うちではどっち?」と聞いてみてください。
答えがそろうかもしれません。
「ない」と言った人が、すぐに認めるかもしれません。
我が家のように、夫婦のどちらでもない答えが出てくるかもしれません。
夫婦は他人。パンパンの冷蔵庫に、両親の優しさのキャベツひと玉。
※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!


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