どうも、「夫婦は他人」のプー太(夫)とプー子(妻)です。
私たちは夜な夜な、食卓に録音機を置いて、テーマに沿って、仲良し夫婦が本音をしゃべっています。私たち夫婦のリアルの会話。台本なし、創作なし、やらせなし。
夫婦仲・人間関係でお悩みの方の参考になれば嬉しいです。
(録音 02:08)は「録音開始から2分8秒に飛び出した発言」のしるし。——今日も、時刻つきの証拠つきでお届けします。
「うちの奥さんがさ」「うちの旦那がまた」。飲み会でも、ママ友の集まりでも、たぶん今日もどこかで言われています。今回は「家庭の愚痴を、外で言うこと」がテーマです。
今回は、世間でよくある愚痴のお悩みを3つ、「うちはどうか」を1つずつ話してみました。話しているうちに、思っていたのと違うところに着地しました。
※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!
よくあるお悩み/うちの答え
| よくあるお悩み | うちの答え |
|---|---|
| ① 配偶者のことを外でネタにする | ネタにするなら愛を持って! |
| ② 愚痴を聞かされるのがつらい | そもそも愚痴をやめよう! 言った人が軽くなったぶん、聞いた人が重くなっているだけ |
| ③ でも、しんどいときはどうすれば | 愚痴と相談は別物。 追い詰められているなら、必ず相談を! |
そして、3つを通しての結論は 「事実は1つ、解釈は無限」 →【自分の機嫌は自分で取る】から!
お悩み① 配偶者のことを外でネタにする
うちの答え
ネタにするなら愛を持って!
そのときのやりとり(発言順)
夫「あなたをちょっと悪者に仕立てる、みたいなことあるかも」(録音 02:08)
夫「いや、やはりね、こう、妻の尻に敷かれてますからとか」(録音 02:36)
夫「いや、あれですよ、奥さんの尻に敷かれてくるぐらいがちょうどいいっすよ」(録音 02:50)
妻「笑いを取りに来る人もいるじゃん、自分の嫁とか旦那を」(録音 04:08)
夫「目の前でそういう奥さんとか旦那を(中略)笑いネタにするのはよくないよね」(録音 05:31)
夫「むしろ俺は褒めに行った方がいいと思う」(録音 05:43)
私たちの論点
妻の尻に敷かれてまして、くらいの自虐は、うちも許容範囲です。場を和ませるための、あの言い方ですね。
でも、そこから先は別です。 本人が目の前にいるのに、その人を落として笑いを取る。これはやめようというのが、二人の一致した意見でした。
線引きも、その場で出ています。
妻「それをネタにされていい部分と、悪い部分がある」(録音 05:46)
妻「私が本当に、本当の悩みみたいなのを言われたらやだよね」(録音 05:59)
笑える話はいい。本当の悩みはダメ。 ここは、たぶんどのご家庭でも同じではないでしょうか。
だから、この答えになりました
では、実際にどんな話が出たのか。うちの例は、これでした。
妻「あなたつけ麺食べたじゃん。何も言わず、あなたの麺を私のラーメンにつけて食べるとか。すごい笑いのネタにされたくない」(録音 06:37)
妻「なんか私たちだけのさ、秘密もあるじゃん」(録音 07:33)
妻「そういうのを言われたくないよね」(録音 07:40)
妻「夜に2リットルのアイスを抱えて食べるとかさ」(録音 07:47)
夫「そんなの可愛いもんじゃん」(録音 07:51)
内容はカワイイ話です。それでも妻は「されたくない」と言っています。 笑える話かどうかを決めるのは、する側ではなく、される側でした。
では、どこで線を引くのか。うちが出した基準はこれでした。
妻「やっぱり愛があればいいんじゃない? そこの言葉に」(録音 08:46)
同じ、パートナーが最近太ったという話でも、かわいいと思って言うのと、見下して言うのとでは、まったくの別物になります。うちでも、その場で言い方を並べて比べてみました。
妻「傷つくじゃん、言われた方は」(録音 09:20)
外で配偶者の話をするなら、褒める内容のみにしましょう。
落として笑いを取るのは、やめておきましょう。
お悩み② 愚痴を聞かされるのがつらい
うちの答え
そもそも愚痴をやめよう!
言った人が軽くなったぶん、聞いた人が重くなっているだけですから。
そのときのやりとり(発言順)
外で言うか言わないか、という話をしていたら、話が思わぬ方向へ曲がりました。
夫「そもそも愚痴やめよう?」(録音 09:23)
妻「うん。愚痴言わないよ私は。言ったこともないよ、自分の友達の前であなたの愚痴は」(録音 09:32)
夫「そうじゃなくて、愚痴というものをやめようっていうの」(録音 09:39)
妻「オール?」(録音 09:45)
夫「オール、オール」(録音 09:46)
私たちの論点
妻は、外で言うのをやめようという話だと思って答えました。でも夫が言っていたのは、愚痴というものを全部やめよう、ということでした。
理由を聞くと、こうでした。
夫「やっぱ聞いてていい気分にならんし、その一瞬なんかさ、愚痴ってさ、すっきりした気もするけどさ、根本解決にはならんのよ」(録音 09:51)
言った瞬間だけ軽くなって、状況は1ミリも動いていない。 そのうえ、聞いた人の気分だけは確実に下がっています。
妻「あなたからあんまって言うか、ほとんど車の運転してる時ぐらいしか聞かない」(録音 10:03)
うちで愚痴が出るのは、せいぜい運転中のひとりごとくらいです。そして愚痴は、聞いている側の話になるとこうなります。
妻「言ってる側はいいんだよね、多分。聞いてる側はね」(録音 10:26)
夫「すごい疲れるよ」(録音 10:30)
だから、この答えになりました
愚痴は減りません。移るだけです。 言った人が軽くなったぶん、聞いた人が重くなっている。これは夫婦でも、友人でも、職場でも同じですね。
夫「マイナスの発言自体はやめたほうがいいよ」(録音 10:32)
では、愚痴が出そうなときはどうするか。ここから、この日いちばん芯の話になりました。
夫「一つの物事にさ、両面があるんだよね。それ捉え方じゃん、全部」(録音 11:00)
夫「全部その人の捉え方でしかなくて、事実が一つなんですけど、解釈ってもう無限にあるから」(録音 11:11)
起きたことは変えられませんが、解釈は選べます。 そして、愚痴になるかどうかは、この解釈のところで決まっています。
実際にやっている、という話も出ました。
妻「だから私、最近すごいイラッとすることが職場であっても、でも本当、もしかしたらこの人はこういう状態なのかもしれないって考えると、すごいなんかスッと冷静になれる気がする」(録音 11:20)
妻「でもさ、その人が何をしてるか分かんないけど、本当にそれを求めて緊急性があって求めてる場合もあるじゃん」(録音 11:46)
相手が急いでいた重大な理由があるのかも、と思えるだけで、腹は立たなくなります。 事実は同じままなのに、です。
妻「だからね、怒らないようにね」(録音 11:59)
逆をやると、こうなってしまいます。
妻「なんかそれで暗いことを考えるから、どんどんどんどん暗くなってって、もう悪循環だよね」(録音 12:22)
★ うちで前から言っていること
夫「捉え方、捉え方。全部自分の捉え方次第だから」(録音 12:55)
夫「自分の機嫌は自分で取る」(録音 13:02)
例に出たのは、財布でした。
夫「財布を落としましたとかさ、財布を落としてどう捉えるか」(録音 13:18)
夫「うわ、やっちまったってとられるのか、中身少なくてよかったって」(録音 13:24)
これには、その場でツッコミが入っています。
妻「究極だな」(録音 13:30)
さすがに財布は凹むだろと…
そのあと、落としたときの面倒くささの話にもなりました。
夫「めんどくせぇしな」(録音 14:09)
うちも、財布を落としたら普通に凹みます。笑
凹まない人間になろう、という話ではありませんね。
もう少し実用的な例が、そのあと出ました。雨の日の話です。
夫「雨降ってて、確かにめんどくさいなって思う。傘刺さなきゃいけないしとか、濡れるしなとかっていう面もあるんだけど。俺だからなるべく雨降っててもさ、言うの、子供たちに。トトがね、この雨の音が好きなんだよっていうのは言うのよ」(録音 14:37)
夫「雨は雨でいいじゃんっていう、その捉え方の練習をしてほしいっていうところもちょっとありつつ」(録音 14:55)
「練習」という言い方をしています。 生まれつきポジティブな人の話ではなく、意識してやることなのだと思います。捉え方は、鍛えられるということですね。
※子供達には夫=トト、妻=カカと呼んでもらっています。
お悩み③ でも、しんどいときはどうすれば
うちの答え
愚痴と相談は別物。追い詰められているなら、必ず相談を!
そのときのやりとり(発言順)
妻「じゃあもう結論から言ったら、愚痴は自分の中で消化しましょうというね。お互いに」(録音 15:11)
妻「まあでもさ、どうしようもない時は本当に相談するのも必要だしね。自分が追い詰められるぐらいになってしまったら」(録音 15:29)
夫「愚痴と相談はやっぱちょっと違う」(録音 15:38)
夫「愚痴はただ自分の憂鬱を晴らしたいだけなんだけど、悩みっていうのは何か解決をしなければいけない問題があるっていうか」(録音 15:45)
夫「愚痴はただ共感を求めてるだけでしょ」(録音 15:55)
私たちの論点
ここが今日いちばん大事なところだと思っています。
「愚痴をやめよう」で終わっていたら、しんどい人を突き放す話になっていました。でも、二人ともそこで止まらずに、例外をはっきり作っています。
共感が欲しいのが愚痴。解決策が欲しいのが相談。
だから、この答えになりました
この記事を「弱音を吐くな」という話として読まないでください。しんどいなら、相談してください。
うちがやめようと言っているのは、解決するつもりのない不満を、何度も垂れ流すことの方です。追い詰められているなら、それは愚痴ではなく相談です。話す相手も、変わってきますね。
※ご家庭のことで安全にかかわる状況(暴力・強い脅し)や、気持ちの落ち込みが続いているときは、身近な人ではなく専門の窓口に相談してください。配偶者からの暴力は、内閣府の「DV相談ナビ」(#8008) に電話すると、お住まいの都道府県の相談機関につながります。気持ちがつらいときは、厚生労働省の「まもろうよ こころ」 に、電話・SNSの相談先の一覧があります。それは愚痴でも相談でもなく、助けを求めることです。
3つを通しての結論
「事実は1つ、解釈は無限」——【自分の機嫌は自分で取る】から!
外でネタにするのも、愚痴をこぼすのも、しんどさを抱えるのも、もとをたどると「起きたことをどう受け取るか」に行き着きます。
事実は変えられません。でも、解釈は選べます。そして解釈を選べるということは、機嫌は自分で取れるということです。
夫「なるべくみんなポジティブにいこう。(中略)自分の捉え方次第です」(録音 16:11/16:15)
よくある質問
Q. 愚痴を言うのが悪いことだとは思えません。A. うちも、悪いことだとは言っていません。言っているのは、すっきりするだけで状況は動かないということです(録音 09:51)。そのうえで、聞いた側は疲れます(録音 10:30)。それでも言いたいときは、言えばいいと思います。ただ、言ったあとに何も変わらなかったことを、覚えておいてください。
Q. 配偶者の面白い話を、友達にしたいだけなんですが。A. うちの線引きは、愛があるかどうかでした(録音 08:46)。判断に迷ったら、本人が目の前にいてもその言い方をするかで決めています。もうひとつ。うちでは、笑える話であっても「されたくない」と言われています(録音 06:37)。言われた以上は、外には出しません。
Q. 相手の愚痴を聞かされる側です。どうすればいいですか。A. うちでは、マイナスの発言自体をやめたほうがいい、という話が出ました(録音 10:32)。片方が我慢する話ではなく、二人で決める話にしてください。「聞くのがつらい」と伝えることも、愚痴ではなく相談です。
Q. 愚痴と相談を、どう見分ければいいですか。A. うちの見分け方は、共感が欲しいのか、解決策が欲しいのか、です(録音 15:45/15:55)。話す前に自分に聞いてみると、話す相手も変わりますね。
まとめ
- ① 外で配偶者の話をするなら、褒める内容のみにしましょう。 落として笑いを取るのはやめましょう
- ② 愚痴は減りません。移るだけです。 言った人が軽くなったぶん、聞いた人が重くなっています
- ③ 愚痴と相談は別物。 追い詰められているなら、必ず相談してください
- 事実は1つ、解釈は無限。 腹が立ったら、相手の事情を1つ想像してみましょう
- 自分の機嫌は自分で取る。 これは生まれつきではなく、練習です
今日の行動をひとつ
今日、誰かに言おうとしている愚痴をひとつ選んで、共感が欲しいのか・解決したいのか、だけ決めてください。
共感が欲しいだけなら、言わずに1日置いてみましょう。解決したいなら、それは愚痴ではなく相談ですから、解決できる人に話してください。
そして、1日置けないくらいしんどいなら、置かないでください。 上に書いた窓口(DV相談ナビ #8008/まもろうよ こころ)は、いつでも先に使ってかまいません。
言いたいことを言い合えなくなるところから夫婦仲は悪くなる、という話は「そもそも、なぜ夫婦仲は悪くなるのか」に、「ありがとうが返ってこない」問題は「ありがとう」を言ってくれない夫・妻へ。私たちの答えは「待たずに、褒められに行く」でしたに書いています。
※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!


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