どうも、「夫婦は他人」のプー太(夫)とプー子(妻)です。
私たちは夜な夜な、食卓に録音機を置いて、テーマに沿って、仲良し夫婦が本音をしゃべっています。私たち夫婦のリアルの会話。台本なし、創作なし、やらせなし。
夫婦仲・人間関係でお悩みの方の参考になれば嬉しいです。
(録音 14:37)は「録音開始から14分37秒に飛び出した発言」のしるし。——今日も、時刻つきの証拠つきでお届けします。
相談したいだけなのに解決策を出される、について話した結果、二人の答えは、話す側が、どういう意図で聞いてほしいのかを先に伝えたらいいんじゃない?ということでした(録音 17:40)。
妻も「それが一番、間違いないね」と答えています(録音 17:48)。
話を聞いてほしいだけなのに、「じゃあこうすれば」と返される。
モヤッとする、というお悩みです。
話し始めてすぐ、夫はこう言いました。
夫「うちの奥さんは意外と解決策を出そうとする」(録音 01:33)
妻「でも最近はしなくない?」(録音 01:39)
ところが話していくと、妻は、そもそも自分が相談した時、意見が聞きたいほうでした。
そして夫も、あとで自分のことを「アドバイスしたがりのタイプ」だと言い出します。
今回は、その食い違いのところを長めに書きます。
※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!
よくあるお悩み/うちの答え
- ① 「話を聞いてほしいだけ」のときってある?:夫は、嫌なことがあった日に、話だけを聞いて欲しい時があると答え、妻は「それは人間だもん」と応えました。
- ② そのとき相手は、聞く?「じゃあこうすれば」と言う?:夫は、なるべく「うん、そうなんだー」と聞くだけにしている。妻は、そもそも相談した時には意見を聞きたいほうでした
- ③ 解決策を言われて、モヤッとしたことは?:夫は、モヤッとしたことは「ある」、助かったことは「ない」。話す時点で、答えはもう自分の中で出ているからでした
- ④ 言う側は、なぜ解決策を出したくなる?:妻は、本気で聞いているから。夫の見立ては、世の中の男は、面倒で早く終わらせたいから。ただ妻は「これは女がっていう話じゃない」と返しました
- ⑤ 「今日は聞くだけでいい」と、先に言ったことは?:妻は「そんなことは言ったことはないよね」
- ⑥ うちの決まりにするなら?:話す側が、まず枕言葉を置く。意見が欲しいなら「どう思う?」と自分で聞く
そして、6つを通しての結論は 「話す側が先に言う。聞いてほしいだけなのか、どう思う?なのか」 →【夫婦は他人。だから、話す前にひとこと、どう聞いてほしいかを伝えます。】
お悩み① 「話を聞いてほしいだけ」のときってある?
うちの答え
夫は、嫌なことがあった日に、あるにはある。
妻は「それは人間だもん」。
そのときのやりとり
夫「あんまり言わないけど、ちょっと今日嫌なことがあったんだよとか」(録音 00:58)
夫「ちょっと消化したいなという時は、あるにはあるから」(録音 01:03)
妻「まあ、そうだよね。あるよね。それは人間だもん」(録音 01:08)
私たちの論点
夫は、ふだんはあまり言いません。
夫「でも、ほぼ言わないけど」(録音 01:11)
言うときに、してほしいことは決まっていました。
夫「そういう時は、とりあえず話を聞いてくれればそうだったんだ」(録音 01:20)
夫「嫌なことがあったね、みたいな」(録音 01:24)
国立社会保障・人口問題研究所の第7回全国家庭動向調査(2022年・妻が回答した4,100人分)では、夫婦で心配事や悩み事を相談することが「よくある」「ときどきある」と答えた妻は69.3%でした。
相談する夫婦は多い、という数字です。
ただ、どう聞いてほしいかまでは、この調査では聞いていません。
だから、この答えになりました
我が家で、聞いてほしいだけのときを具体的に話したのは、夫でした。
嫌なことがあった日に、そうだったんだ、と聞いてもらえればいい。
それが夫の言い分です。
お悩み② そのとき相手は、聞く?「じゃあこうすれば」と言う?
うちの答え
夫は、なるべく「うん、そうなんだー」と聞くだけにしている。
妻は、そもそも意見を聞きたいほうでした。
そのときのやりとり
夫「俺は基本は自分が言われる立場だったら」(録音 03:51)
夫「あんまり、うん、そうなんだーって言ってるだけにしてる、なるべく。」(録音 03:56)
妻「あでも私は逆に聞きたいのかもしれない意見を」(録音 04:24)
私たちの論点
タンスの角に、小指をぶつけた話
妻は、夫の「解決策を出そうとする」に、たとえ話で返しました。
妻「でもね、その気持ちはすごいわかる。」(録音 01:48)
妻「本当にタンスの角に小指ぶつけたみたいな話にあなたがなんで前を見ないの?って言うってことでしょ?」(録音 01:52)
夫「ちょっと違うけど。」(録音 02:10)
妻が言ってほしかったのは、これでした。
妻「痛かった痛かった大丈夫って言って欲しかっただけ」(録音 02:38)
夫の返事です。
夫「足元見て歩けよ」(録音 02:46)
夫「でもほら上を向いて歩こうじゃんやっぱり」(録音 02:49)
妻「そうね、そうだよ」(録音 02:51)
痛いと言っている人に、足元を見て歩け、上を向いて歩こう。
それが、夫の返し方でした。
これはかなりふざけてます。
妻は「言われたがり」
夫は、聞かれたら言う、と言います。
夫「どう思う?って言われるから、それは俺はこう思うよって言うのを言うけど、自分からは偉そうになるべく言わないように、」(録音 04:07)
夫「ときどき言っちゃってるときもあるんだろうけど」(録音 04:21)
そして妻は、自分から聞いてくる人でした。
夫「めっちゃ聞く」(録音 04:30)
夫「あなた自分からねどう思うこれって聞いてくるから」(録音 04:31)
妻「私は言われたがりかもしれない結構」(録音 04:42)
妻「聞きたいんだよ意見を」(録音 05:03)
違うと思ったら、そう言ってほしい。
妻「それはちょっとさあなた違うよねとかさ」(録音 05:14)
妻「私割と素直に聞くと思うんだよね」(録音 05:17)
夫「ズバッと言うかも」(録音 05:49)
妻「ズバッと言うよね」(録音 05:50)
だから、この答えになりました
聞いてほしい夫と、意見を聞きたい妻。
同じ「話す」でも、求めているものが、二人で違っていました。
お悩み③ 解決策を言われて、モヤッとしたことは?
うちの答え
夫は、モヤッとしたことは「ある」、助かったことは「ない」。
話す時点で、答えはもう自分の中で出ているからでした。
そのときのやりとり
モヤッとしたことはあるかと聞かれて、夫は「ある」(録音 06:00)。
助かったことはと聞かれて、「ない」(録音 06:05)。
妻は、夫が話すのは本当に限界のときだから、と言いました。
私たちの論点
夫の理由は、こうです。
夫「半分自分ではわかってんの」(録音 06:18)
夫「もう原因も」(録音 06:20)
夫「結果も自分の中で」(録音 06:22)
夫「もう解決してるというか」(録音 06:24)
夫「もう時間で消化するしかないよね?とかっていう時もあるじゃん」(録音 07:03)
夫「それも分かってるだけただそのムカついた話を聞いて欲しくて」(録音 07:10)
夫は、意見を聞きたいわけじゃない、と妻に言ったことがあると思う、とも話しました。
夫が、ただ話を聞いてほしいだけ、と言った話は、夫婦仲が悪くなる原因を二人で答え合わせした日にも出ています。
→ そもそも、なぜ夫婦仲は悪くなるのか
明治安田生命が2024年に既婚の男女1,620人に聞いた調査では、夫婦関係で不満なことに「話を聞いてくれない」を選んだ人が、夫婦円満な人で6.5%、円満でない人で16.3%でした。
「解決策を出される」とは別の不満ですが、近い不満です。
だから、この答えになりました
答えが出ているのに、答えを返される。
夫のモヤッとは、そこにありました。
お悩み④ 言う側は、なぜ解決策を出したくなる?
うちの答え
妻は、本気で聞いているから。
夫の見立ては、世の中の男は、面倒で早く終わらせたいから。
ただ妻は「これは女がっていう話じゃない」と返しました。
そのときのやりとり
夫「客観視できるからじゃない?」(録音 09:14)
妻「違う違うそれはでも私が今答えるんで」(録音 09:16)
妻「あなたはだって言わない派でしょ」(録音 09:21)
夫「まあそうね」(録音 09:23)
妻「なんでだろう?なんか悩んでるから」(録音 09:26)
妻は、悩みに答えてあげようとしたくなるのかな、と続けました。
私たちの論点
妻「本気で聞いてるから」
妻「こう、うわっつらで聞いてないのよ 本気で聞いてるから」(録音 09:40)
妻「そもそもだってさ、相談、そこがさなんか分かんないわけよ なんか」(録音 09:50)
妻にとっては、話すということは、意見が欲しいということでした。
答えは、もう出ている?
夫は、そこに疑問を返しました。
話すときには、もう自分の中で答えが出ているのではないか、と。
夫「出てる」(録音 10:33)
夫「出てるでしょ?」(録音 10:34)
夫「その話をするときって」(録音 10:35)
妻「まあまあ出てる」(録音 10:36)
夫「それ本当に迷ってるんだったら」(録音 10:56)
夫「意見を求めると思う」(録音 10:57)
夫「それはどう思うって聞くことはあると思うんだけど、自分だけで答え出てるんだよ。」(録音 11:07)
このあと、夫がたとえにラーメンのメニューを出すと、妻が、まさにメニューで迷っていると言い出し、話は少し脱線しました。
夫の見立て=世の中の男は、早く終わらせたい
夫は、世の中の男の話として、こう言いました。
夫「男はね、多分ね、聞きたくないっていうのは一つあると思う」(録音 15:41)
夫「めんどくせ」(録音 15:46)
夫「くだらない話がどうでもいいんだよこっちは」(録音 15:48)
夫「だから早く終わらせたいから」(録音 15:53)
夫「それはこうでしょ?」(録音 15:56)
夫「という解決策を提示したくなるんだと思う」(録音 15:58)
夫「女性の話は落ちがないんだよとか」(録音 16:08)
妻は、すぐに返しました。
妻「お互いよ?」(録音 16:21)
妻「これは女がっていう話じゃない」(録音 16:23)
妻「お互いそういう話をしてくれるうちが花だよ」(録音 16:25)
夫「それもそうね」(録音 16:29)
「男は解決、女は共感」とよく言われます。
ただ、アメリカの心理学の研究(MacGeorge ほか・2004年)では、悩みを打ち明けられたときの支え方や受け止め方は、男女で違うより、似ているところのほうがずっと多い、という結果が出ています。
うちでも、解決策を出すのは、夫だったり、妻だったりしました。
くだらない話は「テレビと一緒」
妻「くだらない話を」(録音 16:33)
夫「話落ちねんだろうなって思いながら」(録音 16:34)
妻「聞いてるでしょ」(録音 16:39)
夫「俺別にそんな思ってないけど」(録音 16:42)
妻「テレビと一緒」(録音 16:44)
夫「テレビと一緒ね」(録音 16:48)
妻「ただ流れてるだけでいいじゃん」(録音 16:49)
夫も「アドバイスしたがり」でした
少し前、夫は自分のことをこう言っていました。
夫「俺もどちらかというとね勝手にアドバイスしたがりのタイプではあるから気をつけてはいるんですよ」(録音 12:59)
夫「なんか 求めてもないアドバイスするってやっぱり結局おせっかいじゃん」(録音 13:29)
だから、この答えになりました
解決策を出すのは、どっちか一人ではありませんでした。
妻は、本気で聞いているから言いたくなる。
夫は、自分もしたがりだと分かっているから、気をつけている。
お悩み⑤ 「今日は聞くだけでいい」と、先に言ったことは?
うちの答え
妻は「そんなことは言ったことはないよね」。
そのときのやりとり
妻「さっき私、できるって言っちゃたしな」(録音 12:23)
妻「でもまあ、そんなことは言ったことはないよね」(録音 12:25)
私たちの論点
妻は、この少し前に、最初に、今日は聞いてほしいだけだから何も言わなくていい、と言ってくれたら、という話をしていました。
妻の「さっき」は、この話のことです。
夫が意見はいらないと言ったのも、話したあとのことでした。
妻「でもなんかあなたがそういうからなんとなくそういうふうにしようと思うよ」(録音 12:41)
夫「まあまあまあこういう話をすればそう意識をするよね」(録音 12:47)
だから、この答えになりました
先に言ったことは、ありませんでした。
でも、言われたら、そうしようと思う。
それが妻の答えでした。
お悩み⑥ うちの決まりにするなら?
うちの答え
話す側が、まず枕言葉を置く。
意見が欲しいなら「どう思う?」と自分で聞く。
そのときのやりとり
夫「じゃあ話を始める方が」(録音 14:29)
夫「ちょっと話だけ聞いてくれるとか」(録音 14:31)
夫「まず枕言葉を置いて」(録音 14:37)
夫「話を始めたらいいんじゃない?」(録音 14:39)
妻「そうしたら事故はないよね」(録音 14:41)
私たちの論点
夫は、始め方の例も出しました。
夫「今日はちょっと話聞いてくれるって」(録音 14:43)
夫「話を聞いてほしいだけなんだけど」(録音 14:45)
夫「今日こういうことがあってねっていう」(録音 14:49)
夫「話のスタートにすれば」(録音 14:51)
妻の返事は、こうでした。
妻「私の言ってる通りじゃん」(録音 15:00)
夫「最初に言えよってことでしょ」(録音 15:02)
妻「そうそうそう」(録音 15:04)
妻「やっぱり察しろは難しいんだよ」(録音 15:06)
夫「察しろは難しいね」(録音 15:08)
察してもらうのは、難しい。
察してもらえる前提を捨てる、という話は、「ありがとう」の回にも書いています。
→ 「ありがとう」を言ってくれない夫・妻へ
ここから、決まりの文を二人でつなげて作りました。
妻「今日は聞いてほしいだけの日っていうのを」(録音 15:13)
妻「相手に」(録音 15:15)
夫「伝えてから話を始める」(録音 15:17)
妻「意見が欲しかったらどう思う」(録音 15:21)
夫「自分で聞きそう」(録音 15:23)
聞く側のことも、夫は言っています。
夫「聞く方も、どう思うとかって意見を求められたら言うみたいな」(録音 15:25)
夫「あとはもう、ただただ同調してあげればいいんじゃない?」(録音 15:31)
だから、この答えになりました
聞いてほしいだけの日は、話す側が先に言う。
意見が欲しい日は、話す側が「どう思う?」と聞く。
聞く側は、聞かれたら言う。
それ以外は、ただ同調する。
6つを通しての結論
夫「話す側がどういう気分で聞いて欲しいのかを先に伝えたらいいんじゃない?」
最後に、台本の「うちの答えは、ひとことで言うと」を妻が読み上げると、夫はこう答えました。
夫「さっき言っちゃったな、一言でというか」(録音 17:36)
夫「話す側がどういう気分で聞いて欲しいのかを先に伝えたらいいんじゃない?」(録音 17:40)
妻「確かにね、それが一番、間違いないね」(録音 17:48)
夫「で聞く側は」(録音 17:51)
夫「もうやっぱりちょっとそこは少しだけ意識してね」(録音 17:54)
話す側が先に言う。
聞いてほしいだけなのか、どう思う?なのか。
相談したいだけなのに解決策を出されてモヤッとする、というお悩みへの、うちの答えはこれでした。
まとめ
- ① 「聞いてほしいだけ」は、夫の嫌なことがあった日に。 夫「ちょっと消化したいなという時は、あるにはあるから」(録音 01:03)
- ② 夫は聞くだけにしている。妻は意見を聞きたい。 妻「私は言われたがりかもしれない結構」(録音 04:42)
- ③ 夫は、話す時点で答えがもう出ている。 夫「もう解決してるというか」(録音 06:24)
- ④ 解決策を出すのは、夫だったり、妻だったり。 妻「これは女がっていう話じゃない」(録音 16:23)、夫「俺もどちらかというとね勝手にアドバイスしたがりのタイプではあるから気をつけてはいるんですよ」(録音 12:59)
- ⑤ 先に言ったことは、なかった。 妻「でもまあ、そんなことは言ったことはないよね」(録音 12:25)
- ⑥ 決まりは、まず枕言葉。 夫「まず枕言葉を置いて」(録音 14:37)、妻「そうしたら事故はないよね」(録音 14:41)
今日の行動をひとつ
次に何か話すとき、最初にひとこと、どう聞いてほしいかを言ってみてください。
たとえば、今日はちょっと話だけ聞いてくれる?、と先に言う。
意見が欲しいなら、「どう思う?」。
聞く側は、聞かれたら言う。
それ以外は、少しだけ意識して聞く。
うちのように、聞いてほしいほうと、意見が欲しいほうが、一緒に暮らしていることもあります。
どちらが正しいかではなく、今日はどちらの日なのかを、先に伝えます。
夫婦は他人。だから、話す前にひとこと、どう聞いてほしいかを伝えます。
※テーマはいつでも募集中!ぜひコメントください!
→ 妻が、夫のいいところを1本にまとめました。
言っても変わらない妻に、夫がしたこと。相手を変えない捉え方(有料note・300円)はこちら → https://note.com/fufuhatanin/n/n24558fdb8b8a
→ うちが食卓で話してきたお題を、42問にまとめました。
改めて知る、パートナーの価値観。夫婦で話すお題42問(有料note・300円)はこちら → https://note.com/fufuhatanin/n/nc0f0f5348a26


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